ふくやの明太子とラーメン・博多一口餃子のセット

日本で初めて明太子を製造、販売した会社「ふくや」

福岡が生んだ日本の味、明太子。日本ではじめて製造販売したことで知られるのが「ふくや」です。ふくやでは、伝統の「味の明太子」を柱に、日々明太子の研究を惜しまず、食卓を彩る様々な「こだわりの味」を提案し続けています。今回の返礼品は、そんな老舗のとっておき、「ふくやの明太子【花セット】」をお届けします。

福岡を代表する企業「ふくや」って？

今回お話をうかがったのは、製造部製造課係長の牛島知子さん。ふくやの歩みをまず、伺いました。

創業者の川原俊夫氏は幼少期を韓国・釜山で過ごします。その時に慣れ親しんでい
た「たらこのキムチ漬」の味が忘れられず、それをヒントに日本で何かオリジナルの商品をつくりたいとの思いが発端となり、現在の「明太子」が誕生しました。そして昭和24年1月10日、商売繁盛を願う十日恵比須神社大祭の日、日本初の明太子を売り出しました。自ら製造・販売することにこだわった川原氏は、自身の店の拡大などには無頓着で、「卸してほしい」と希望する業者には、惜しげもなくレシピを教えたのだそう。その結果、福岡で明太子が広く広がることになり、博多の名物となったのです。

明太子の味わいの鍵は“とうがらし”

明太子を作る上で、ふくやらしさを出すための一番のこだわりは唐辛子。何と、その配合は製造部の人でさえも誰ひとりとして知らないのだそうです。「唐辛子の製造を委託してつくっていただいているメーカーさんでさえ、ほんの一部の方しか知らないそうなんですよ」と牛島さん。

唐辛子の配合は、初代社長の時代から、今も大切にそのレシピが受け継がれているのだそう。その味わいは、明太子本来の味わいを際立てながらも、爽やかな辛味が特長。だからこそ、そのまま食べてもおいしいし、ご飯やさまざまな食材に合う明太子が完成するんです。

素材の味を活かした数の子明太子と、いか明太子

「ふくやの明太子【花セット】」は、明太子のほかに、数の子やいかに明太子をあえた商品がセットになっています。「数の子明太子」は一口大の数の子がたっぷり入っており、プチプチとした食感が楽しい逸品。「いか明太子」は、柔らかないかの甘みに明太子が絡んだ優しい味わいが特徴的です。

素材の味を活かした味わい

「どちらも素材の味わいがしっかりと感じられる上に明太子でさらに旨味をアップさせているので、数の子やいかそのものを好きな方が購入してくださっている印象です」と、牛島さんはいいます。

とことんこだわった製造工程

ふくやの製造部には、一般の方たちが工場見学できる『博多の食と文化の博物館 ハクハク』が併設されており、常にオープンな状態で製造されています。すべての製造スタッフの方々が、クリーンウェアと呼ばれる髪の毛や衣類のホコリなどが飛び散らないようにする服を着用し、もくもくと作業をしている姿が印象的でした。

「製造において大切にしているのは、安心・安全。一人ひとりの意識の問題ももちろんですが、温度をしっかり管理し、高品質な状態を保って出荷できるようにしています」と牛島さん。製造部内には、いたるところにストップウォッチが設置され、明太子を移動させる際などには時間を測り、規定の時間を超えないように徹底されていました。

返礼品に込められた思い

「返礼品にふくやの明太子を選んでくださることによって、福岡出身の方は懐かしんで食べていただたり、“初ふくや”という方には“ふくやってどんな会社なんだろう、ほかにどんな商品があるんだろう”と興味を持っていただいたり、“ほかのメーカーの明太子も食べてみたいな”と思っていただけたらうれしいですね」と牛島さんはいいます。