抹茶が一般的に知られるようになったのはスイーツなどの加工食品の影響が大きいと北川さん。北川半兵衞商店でも日本茶カフェ「祇園 北川半兵衞」を2018年に開店。茶葉本来の味を楽しめるお茶メニューや抹茶スイーツが好評です。
「当社でも加工食品にも力を入れています。海外の方にもかなり注目されまして、日本茶=抹茶というようなイメージを持たれることもあります。その反面、家庭でお抹茶を飲む習慣は減ってきました。せっかくこれだけ抹茶に触れて頂いてるので、本来の味も知ってほしい。茶碗に抹茶を入れ、お湯を注いで茶せんで混ぜるだけで美味しくいただけます。ぜひ家で宇治の抹茶を飲んでいただきたいですね」。その言葉には、宇治の茶問屋としての強い思いが込められています。