『岡雨印』の紅花（生花）

　三世紀頃に、紅花の原産地である中近東からシルクロードを経て日本に伝来し、山形に伝わったのは室町時代末期頃といわれております。江戸時代後期には、村山特産の最上紅花は全国の生産量の半分を占めるまでになり、国内最高級の品質として格付けされていました。
天保８年（1837年）に岡村（現在の中山町大字岡地区）の柏倉九左衛門家は、県内最高の紅花生産を誇り、出荷当時の銘柄が『岡雨印』でした。岡雨印の「岡」は、当地岡村の地名。「雨」は、花摘み前にパラっと雨が降ると花弁に色素が乗り、品質が良くなることから、上方方面ではとても評判が良く好まれた銘柄です。
柏倉家第16代当主が、紅花保存会の有志と137年ぶりに復活させたのは平成２５年（2013年）の春でした。以来毎年の栽培努力が実を結び、平成31年2月に県内の他の紅花生産地域と共に『日本農業遺産』に認定されました。
この素晴らしい紅花を是非ご覧頂きたく、開花の時期（７月初め半夏生の頃）にお届けさせて頂きます。（発送は６月下旬から７月上旬です。）
　お送りする紅花（切り花）は、生け花を楽しんで頂いた後、ドライフラワーとしても長く楽しむことが出来ます。お花を長く楽しむための水揚げの方法や「紅花ドライフラワー」の作り方についての説明書も添付致しますのでご活用ください。

※画像はイメージです。
※季節品の為、発送日やお届け日の指定についてはお受けできません。ご注文順に発送させて頂きます。出荷期間は例年６月下旬～７月上旬です。
※ご不在等により商品を受け取れなかった場合の再出荷は致しかねます。


事業者　：黒塀の里山保存会
連絡先　：023-663-2722