北アルプス麓、自然に抱かれるリゾート

森の中に構える。城を思わせる品格

北アルプスの麓、立山黒部アルペンルートの玄関口にも近い「ANA ホリデイイン・リゾート信濃大町くろよん」。JR信濃大町駅から車で15分ほどの、なだらかな山道を上った先、生い茂る森の中を進むと、鳥たちがさえずる別荘地に囲まれるようにその姿を表します。

まるで西洋のお城のような構え。柱にはレンガのように石が埋め込まれていて、自然と調和した上質さを演出しています。人里離れた森の中にあるリゾートホテル。この非日常空間で、自然を感じながらリゾートステイを堪能します。

ホリデイの始まりを優雅にするロビー

まず迎えてくれるのは、広々とした北欧調のロビーです。高い天井から吊り下げられる大きな暖炉は、雪国ならでは。ロビーに風格を漂わせています。チェックイン前後にも利用できるカフェスペースを兼ねていて、コーヒーや紅茶、パティシエが腕をふるったケーキをいただくことができます。

窓の向こうには、大きな真っ白いテラス。整えられたガーデンを眺めながらお茶する楽しみもあります。ひなたぼっこをしながら、何もしない贅沢を味わうのもいいかもしれません。客室は全73室と少なめで、お客さん同士が顔を合わせることも少なく、ゆったりとした時間が流れています。

思い思いの時間を過ごすパブリックスペース

チェックインをすませて部屋に向かう途中、見つけたのがロビー奥にあるパブリックスペース。ソファやハンモックがあって、読書や談笑するのにも良さそうです。さらにコンセント付きのテーブルがあり、テレワークにも使えるフレキシブルさがあります。

ホテルの周囲は自然あふれるフィールド。散策のヒントになりそうな昆虫や動植物の情報が詰まったスタッフ手作りの図鑑がありました。また、スタッフがホテル周辺で最近見かけたという、動物の目撃情報も共有されています。サルやアナグマ、カモシカ、フクロウがひそんでいるという情報があったので、到着したばかりなのに、早くも散歩の楽しみが増えました。

さらにギャラリーとして大町市周辺の観光スポットを紹介しています。こちらは「黒部ダム」や「立山黒部アルペンルート」から最も近いホテル。黒部ダム建設において拠点となった歴史もあります。

黒部ダムは、堰堤の高さが186mと日本一を誇り、毎年6月26日から10月15日の観光放水は見ものです。また、高さ20mにも迫る巨大な雪の壁「雪の大谷」が見られることで有名な立山黒部アルペンルートの入り口である「扇沢駅」にも、ここからなら15分ほど。観光拠点にも、もってこいです。

窓枠はまるで額縁のよう。アートな森の風景

本日のお部屋は「スーペリアツイン」。世界中に展開するホリデイ・インリゾートブランドらしく、世界中で認められるモダンなデザインです。

窓から森を眺めたいと、スーペリアツインの中でもバルコニー付きを選びました。朝の目覚めと同時に森を見られるお部屋で、心地よい1日の始まりを迎えられそうです。春には桜、夏にかけては緑豊かな木々、秋には紅葉に彩られ、冬には雪に覆われた光景を見渡せます。四季折々、異なる景色が楽しめます。

葛温泉のなめらかなお湯を楽しむ

お部屋で一息ついたら早速、楽しみにしていた温泉へ。お風呂は、かけ流しの大浴場と露天風呂。中部山岳国立公園内の、高瀬渓谷の畔から引湯した「葛温泉」100％をかけ流す贅沢な温泉を堪能します。

露天温泉は、ぜひ明るいうちに一度体験を。森の中に張り出した露天風呂は、森の際まで伸びているので、森の景色を遮るものが何もない眺望となります。まるで湯に浸かりながら森林浴をしているような気分に！森の中の優しい風にあたりながら、なめらかな手触りの葛温泉を楽しみました。いつまでも入っていられそうな名湯です。

開放的なダイニングで、新鮮な食事を楽しむ

食事は、一面に窓を配したレストラン「botanica（ボタニカ）」へ。開放的な自然と北アルプスの山々を眺望できるレストランです。運が良ければ、朝にはニホンカモシカやサルなどが姿を見せてくれることもあるのだそう。食事を楽しみながら、外の景色にも目を向けたい時間です。

Botanicは、信州自慢の旬の食材を和洋折衷の料理法で提供するカジュアルダイニング。朝食、ランチタイム、ディナータイムに、バラエティに富んだビュッフェスタイルで味わえます。オープンキッチンでシェフが目の前で作る、できたてのオムレツなどの卵メニューも人気です。

中でも特徴的なのが、信州産の新鮮な野菜を中心に作られた料理。これほど野菜が並ぶビュッフェも珍しいのではないでしょうか？サラダや温野菜など、素材を生かした野菜料理が並びます。さらにブドウやリンゴ、蕎麦、炊きたてのごはんなどのメニューには「信州産」と記載があるものも。それだけで地元の食材を食す喜びがあふれます。雄大な自然の中で、地元で採れた新鮮な食材をおいしく食すのは、長野県のホテル滞在においての醍醐味です。

自然豊かなフィールドで、アクティビティを楽しむ

ホテルはまた、ゴルフコース、パターゴルフコース、テニスコート、フィットネスセンター、屋内温水プール（プールは12月〜3月までは閉鎖）を併設しています。気軽に身体を動かしてリフレッシュできます。

周辺の北アルプス地域では、自然を生かしたアクティビティもたくさん。スキーやサイクリング、フルーツ狩り、星空観測までさまざまです。最近では、冬以外のグリーンシーズンでも、カフェテラス空間を提供するスキー場が増えていて、マウンテンスポーツ以外にも楽しみが増えています。

ANA ホリデイイン・リゾート信濃大町くろよんでは、「『白馬岩岳マウンテンリゾート』のゴンドラチケット付きプラン」など、宿泊予約時にアクティビティと一緒に予約できるプランがあるのも注目です。駅やスキー場とホテルを結ぶシャトルバスもあり（要予約）。ホテルステイと合わせて、ここでしか体験できないマウンテンリゾートライフを楽しむのもいいですね。

北アルプス麓に広がる、深い森の中にあるホテル。喧騒を忘れさせてくれる環境で、心こもったおもてなしがプラスされることで、快適かつ非日常感を味わえるリゾート時間でした。季節によって、味わえる食材や景色が異なる季節の移り変わりとともに何度も来たいホテルです。

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