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★限定1品★ 葛飾北斎 浮世絵 『神奈川沖浪裏』 ***職人からのメッセージ*** 海外では『The great wave』という名で親しまれている北斎の作品を横振りミシン刺繍で仕上げました。 私自身、この作品が大好きで、特に気持ちを込めて制作しました。 荒れ狂う巨大な波が船を飲み込まんばかりに襲い掛かってくる様子、波の迫力、うねり、激しさ、水しぶき、それに対し正々堂々と鎮座する富士山。 北斎の魅力を糸で表現したいと思いました。 何重にも重なる色んな色の糸を見ていただき、私が作品に込めた思いが届けられたら幸せです。 神奈川沖浪裏は2024年度から使用される新紙幣千円札の図柄に採用されました。 『横振り刺繍』 1854年黒船で来日したペリーから徳川家に送られたのが始まり。針が左右に動く横振りミシンを使って図案を見ながら職人の手で直接生地に柄を起こす日本独自の技法で、手振り刺繍とも呼ばれます。 製造場所: 群馬県伊勢崎市東小保方町 3126 事業者 :有限会社福田商店 連絡先 :0270-62-1562
3つの舟に乗る漁師たちを飲み込むかのように荒れ狂う波。100色もの糸を巧みに使って生み出されるのは、2022年6月にフランス・パリで開催された「第30回パリユネスコ本部 国際平和美術展」に出展され、大きな注目を浴びた横振り刺繍絵画「葛飾北斎浮世絵『神奈川沖浪裏(かながわおきなみうら)』」です。 下準備から約3か月。この作品をたった一人で完成させたのは、横振りミシン職人歴15年の石坂こず恵(いしざか・こずえ)さんです。石坂さんは乳児期は横振りミシンで縫い物をする母親の背中におんぶされ、幼少の頃は母親の横振りミシン姿をそばで見ていたそうです。 「コンピュータミシンは波のうねりを表現できない。横振りミシンはそれができる」 横振りミシンとは、針が横(左右)にしか振れないミシンのことで、1854年に黒船で来日したペリーが徳川家に贈ったのが始まりなのだそうです。そのミシンを使い職人が図案を見ながら直接生地に柄を起こす技法は、日本独自のもので横振り刺繍と呼ばれます。 図案に添って縫い幅を調節するには、膝のレバーの押し具合を加減します。波の先端や石坂さんが気に入っている波のしぶきなどの丸い部分は生地を回して縫います。また、縫い直しはしないそうで、どの向きで縫うかをよく考えて縫う必要があります。横振りミシンを使いこなすためには、長年の経験と技術が必要なのです。
腕のある横振りミシン職人だけが生み出せる横振り刺繍絵画は、一体、私たちの目にどのように見えるのでしょうか。 「この青は、ただの青ではありません。黒、茶、緑、赤などが青と重なり合って独特な青い色になるのです」と話すのは、群馬県伊勢崎市にある1980年創業「有限会社福田商店」の専務代表取締役の福田大輔(ふくだ・だいすけ)さん。 上下左右のどこから見るかで印象の違いが生まれる刺繍絵画。さらに、朝や夕方の時間帯のように、糸に差し込む光の加減で雰囲気が変わる。そこには、実際に見た人だけに感じられる世界が広がります。
最新の性能を持つミシン技術で品質の高い刺繍製品を短時間で大量に作ることが可能な有限会社福田商店。これまで「お客様の要望に対して、作れないと言わないできた」と大輔さんは話します。作りたいイメージの写真画像だけで刺繍の仕上がりをアドバイスできるのは、蓄積されたノウハウがあるからこそ。 一方、このままではなくなってしまうかもしれない横振りミシン職人の技術と伝統。それを守るためにはまず、横振り刺繍のことを知ってもらう必要があると考えました。 「これからは美術館を造って、より多くの人がそこを訪れて作品を目にしてもらいたい。横振りミシンの仕事がしたいという人を育てたいと話す、大輔さんの新たな挑戦が始まります。
国内においては、ホテルや旅館などの宿泊施設向けに横振り刺繍絵画の定額レンタルサービス(月々3万円?)を2023年から開始すると話す大輔さん。季節や内装に合せて飾ることにより、特別な雰囲気を演出できるでしょう。 また、設立予定の美術館はショッピングモールに隣接するので、買い物の際は気軽に作品を鑑賞することができそうです。 石坂さんをはじめこれから登場する職人さんによって、どんな作品が生み出されるか、そしてそれら横振り刺繍の独特な世界観にどんな感動が得られるか、とても期待が高まりますね。
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(1/1~1/3を除く)
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