「香道」は、「香木」という高価なモノを素材に上流階級の文化として継承されてきました。
香道 三品大枝流の理念は、「日本文化の原理を知って、やり方は自由に、表現は、上品に、雅に、より洗練されたものを目指して」、というものです。
香道 三品大枝流は御家流三代目の大枝流芳(江戸時代)により生じた流派であり、現在の家元は第十二代景行天皇の親王、日本武尊の兄弟を祖とする三品家。
他の香道の流派のことをご存知の方からは、「和気藹々としている」と驚かれますが、香道は多くの文化の複合体ですので、皆それぞれ興味のある所から入ってよいと思います。
御家流初代宗家の三條西堯山先生は、「香道は、情操教育の一分野である。われわれの感情を暖かに導き、豊かな心で人生を全うするための」とも言っておられました。
その教えを継承し、お伝えしていきたいと思います。