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日本刀の製作工程「鍛錬」の見学をした後、日本刀の材料を使ってナイフを製作いたします。 赤めた鋼材をハンマーで整形し、ヤスリで仕上げた後、焼き入れ、砥石で研磨して完成です。(日本刀と同じように製作するので、場合によっては失敗するかもしれませんがご了承ください) 出来上がったナイフは革ケースに入れてお持ち帰りいただけます。 *有効期限 1年です ご注文いただいてから封書にてご案内をさせていただきます。 【商品に関するご質問・お問い合わせ先】 事業者:桔梗隼光鍛刀場 TEL:090-8358-4748
兵庫県相生市の感状山城(かんじょうさんじょう)跡へ向かう山道には、時の経過を忘れさせる風景が広がっています。せせらぐ小川や苔むした巨石、高く伸びる木々、岩窟のなかに仏様がずらりと並ぶ「羅漢(らかん)石仏」を前にすると、その神秘的な美しさに思わず足が止まってしまいます。 そんな静かな森に、時折りこだまする高い音。「カーン、カーン、カーン」と何かを強くたたくような音が、山道のぴんと張り詰めた空気を破って聞こえてきます。一音一音が鋭く、自然と姿勢を正したくなる響きです。ふもとに下りると、音の出どころがはっきりしてきました。
山から水を引いたこの水車小屋は、2010年に刀鍛冶(かたなかじ/日本刀の刀身を作る職人)の桔梗隼光(ききょう・はやみつ)さんが開いた日本刀の工房(鍛刀場)で、不思議な音は隼光さんが熱した鋼をたたいて延ばす音だったのです。 隼光さんは“名刀”の代名詞とも言われる備前伝(現在の岡山県を中心とする刀工の流派)の刀鍛冶です。刀鍛冶は刀匠(とうしょう)とも呼ばれ、その資格を持つ人のもとで5年以上修行した後、文化庁主催の実地試験を修了しなければなりません。隼光さんは2005年に刀鍛冶として京都で独立し、千年を越える歴史がある日本刀を伝統の手法で作り続けています。
鍛刀場のなかには、日本刀ができるまでの工程がわかりやすく写真付きでまとめられています。隼光さんが作業をしている間、工房内は自由に見学できるほか、予約をすれば鍛錬の見学や小刀づくりの体験も可能です。
桔梗隼光鍛刀場のある羅漢渓谷は森林浴にも最適で、周辺にはコテージや屋根付きバーベキューパークが整備された施設「羅漢の里」が広がっています。川遊びやバーベキュー帰りの親子連れが立ち寄ってじっと刀作りに見入ったり、日本刀に関心のある人や写真愛好家が遠方から鍛刀場を目指してやって来たりすることもあるのだといいます。
隼光さんが刀鍛冶を目指したのも鍛刀場の見学がきっかけでした。教育学部美術学科を卒業し会社員として働いていた隼光さんは、人間国宝に認定された刀匠に密着したテレビ番組を見て匠の世界にひかれ、備前長船刀剣博物館を訪問します。 ここでのちの師匠が大鎚をふるって鍛錬をする姿を目にして、「やってみたい」との気持ちが膨らみました。一念発起して入門した刀鍛冶の世界では、炭切りなどの地道な作業から見よう見まねで学び、日本刀の不思議な魅力にますます引き込まれていきました。
刀の製作は、どんなに技術が上がっても100%コントロールできるものではなく、自然の法則に従わなければならないと隼光さんは言います。鋼に無理をさせることなく、ある程度火に任せることが必要だというのです。唯一その例外は、鋼を急速に冷やして焼きを入れるとき。鋼は強く反り、負荷に耐えられない場合は割れてしまいます。刀鍛冶の作意と自然とがせめぎ合うこの瞬間、刀に命が吹き込まれるのです。
現代の刀匠が日本刀の材料「玉鋼(たまはがね)」から作った小刀です。 全長約19c
刀匠が銅板のキーホルダー(1個)に文字をお入れいたします。 刀匠は出来上がった
桔梗隼光が短刀をお作りいたします。在庫品ではなく、注文いただいてから製作いたしま
(1/1~1/3を除く)
★土日も電話受付しております。