「珈琲には希望がある」
1200年を超える悠久の歴史の中で、創造的な革新を幾重にも重ねながら、日本が世界に誇る生活文化を築き上げてきた京都。「小川珈琲」は、伝統と進取の気風が息づくこの街で、昭和27年(1952)から珈琲づくりをはじめました。以来、私たちは長い歳月をかけて醸成された京都の美意識と感性に支えられながら、“京都の珈琲職人”としての誇りをもってその審美眼と腕を磨き、世界に通じる「本物」の味わいをたえず追及してきました。
しかし、本当にそれだけでいいのでしょうか?珈琲はいつの時代も人の心を癒し、世界を潤す普遍的な力が宿っていると私たちは信じています。だからこそ、「小川珈琲」はその味を深化させるだけでなく、これからの社会のために、その価値をさらに進化させていきたいと思っています。
珈琲を嗜好品でなく、日常にとってかけがえのないものにすること。私たちの珈琲づくりの基盤である地球環境や生産者の暮らしを守っていくこと。“京都の珈琲職人”としての情熱を忘れることなく、一粒一粒の豆を大切に「本物」としての価値を求め続けること。その一杯がきっと明日の希望になると信じて。これからも「小川珈琲」は、一人でも多くの人たちの心と暮らしに寄り添う存在でありたいと願います。
~小川珈琲「DRIP OF HOPE」より~