著名人も魅了する温泉リゾート地・熱海の名ゴルフ場
国内有数の温泉リゾート地として、古くから数多くの人に親しまれてきた熱海。東京からのアクセスがよく、気候も温暖で海辺はトロピカルな雰囲気が漂っています。「熱海」の名の由来は温泉。箱根山を背に相模湾を見渡す歴史情緒ある温泉街が広がります。
徳川家康に始まり、江戸時代には大名・旗本が、明治以降も政治家や文豪など著名人が好んで訪れた格式高い地。年明けには梅や桜が開花。春はつつじ、秋は紅葉と、四季の移ろいが感じられます。そんな格式高いリゾート地・熱海にあるゴルフ場の中で、市街地から最も近いのが「熱海ゴルフ倶楽部」。今回ご紹介する返礼品は、この倶楽部の「熱海ゴルフ倶楽部 全日 2名様ゴルフプレー・熱海倶楽部迎賓館ホテル 宿泊券 1泊3食付」です。
アクセスよし、眺望よしの名門コース
熱海ゴルフ倶楽部は熱海駅から車で7分と近く、東京から新幹線とタクシーで手軽に訪れることができます。曲りくねる細い道を抜けて迎賓館とクラブハウスに到着。地上300mの小高い場所にあるため風も爽やか、熱海の市街地とは異なる空気が流れます。地上300メートルに位置し、相模湾、大島、初島、熱海市街を見渡すことができる、「熱海の宝石」「緑の芸術品」の名の通り、全国屈指の美しいコースです。
熱海ゴルフ倶楽部の開場は1939年。全国で30番目の開業で、戦時下に作られた最後のコースでした。設計はコースの名設計家・赤星四郎。日本アマチュア選手権の優勝経験もある赤星氏は、戦中戦後を通じて38ものゴルフ場を設計、名設計家として日本ゴルフ界の黎明期を支えた人物です。開設当時はツルハシとモッコによる手作業で、雑木を伐採し根を抜き、その上に土を搬入し、芝生を張っていきました。地形を生かしたコースは人間の手作業と大自然とが生み出した芸術品なのです。
長い歴史の中で守られてきた難コース
芸術品のようなコースも長い歴史の中で、ずっとその美しい姿をとどめていたわけではありません。戦中は横須賀陸戦隊の砲台基地として利用されたり、終戦後、一部が芋畑と化していたといいます。そんな時期も含めて、長い歴史と伝統を培ってきた風格がこのコースから感じられます。
起状に富んだ地形を活かして設計されているため、アップダウンやグリーンの狭さが特徴。打ち上げ、打ち下ろしが多く、砲台グリーンとなかなかの難易度。バンカーも深いため、高度なリカバリーが要求されます。初心者には難しいので一打一打に集中が必要。それでも、ふと目線を上げると海と山が近く、相模湾が一望できます。海に向かってのショットは気分も最高!9ホール・パー33でコースとしてはこじんまりとした印象。9ホールをアウトとインで使用し、ティーグラウンドを変えて、2回まわりでラウンドします。同じ場所なので物足りなく感じるかもしれませんが、同じ日のうちに2回まわれるので、その日のうちに復習ができるのは魅力ですよ。
4番ホールは、池越えのミドルホール。右サイドのネットを越えると美術館の駐車場に打ち込むため注意が必要。カートを降りて前方をしっかり確認。さあ打とうと思ったら、なにやら生け垣からガサガサと物音が。なんと、かわいいカルガモが出てきたではありませんか。それも3羽仲良く。近くにいっても全く臆することなく、悠々と目の前を横切っていき、最後は池にダイブ。プレー中にも関わらず、そのマイペースな姿にほっこりしました。
また、木の種類が多く、桜・梅・紅葉など季節を楽しめるのもの魅力。ご夫婦やカップルで草木を愛でながらゆったりとプレーする組も少なくありません。そのきれいな植栽も手間をかけてキープされています。9Hコースで午前・午後のティーグラウンドも同じなので、芝の水やりや草刈りなども合間を縫って手入れしているそうです。景色もよく、手入れが行き届いたコースになっており、初心者から上級者まで素敵なリゾートゴルフが楽しめること間違いなしです。
どちらも絶景!天然温泉大浴場とギャラリーレストラン
プレーが終わった後の楽しみといえば、お風呂と食事。まずは、「天然温泉大浴場」。敷地内で掘削した専用温泉からの100%源泉掛け流しです。ここでも絶景を眺めながら、天然温泉・ミストサウナを満喫できます。
続いて、東京赤坂の料亭プロデュースによる和風懐石のギャラリーレストラン「百山茶寮(ももやまさりょう)」でのお食事です。迎賓館の宿泊客も利用するため、レストランの質も抜かりありません。フロアは、大人な雰囲気が漂うバーラウンジや落ち着いて食事ができる個室があり、広大な海が臨めます。家具は「カッシーナ・イクスシー」で統一され、梅原龍三郎、中川一政、細川護煕の作品をはじめとする熱海地方ゆかりの美術品が並びます。
美術品や美しい眺めのある空間で、新鮮な海の幸・山の幸を存分に堪能できます。山の中であるにも関わらず、海から近いため海鮮の鮮度が高く、四季折々の旬の魚を使った料理も楽しめます。ランチは、気分に合わせて複数のメニューから選ぶことができるのもうれしいですね。
最高のロケーションにあるクラブハウスそばのホテル
熱海倶楽部迎賓館のホテル棟はゴルフ場クラブハウスから独立しており、全室が72平方メートル+ベランダで相模湾を望む半露天風呂付きのスイートルーム。もちろん、ここからも熱海の絶景を望むことができます。ベランダから、相模湾、大島、初島、熱海市街を一望できます。
リゾートゴルフを通じて熱海を楽しんでほしい
今回お話を伺ったのは、副支配人の西宮国(にしみやどん)さん。「熱海というと最近は若い世代にも人気のイメージがありますが、熱海ゴルフ倶楽部を訪れるのは昔からの熱海好きの方が多い」とのこと。ゴルフ場だからという理由だけでなく、やはり由緒ある熱海の地でゆったり大人の時間を過ごしたい方が訪れるようです。眺望もよく、MOA美術館も近いため、自然や芸術を愛でる環境があります。ゴルフも楽しみたいけど、アフターゴルフの時間もくつろぎたい方には最高のロケーションです。
ゴルフを始めたばかりの筆者はいつもならショットに精一杯になるところですが、熱海ゴルフ倶楽部ではコースを眺めるだけでも気持ちよく、海を見ながらのゴルフというだけでリゾート感を存分に楽しめました。プレー後の温泉も最高。レストラン・宿泊施設も充実しているため、もっとうまくなってからまた来てみたいと思える魅力的な場所でした。