【Day2】
私の地元には何もない、いや宝物が日常になっているだけだ
イベントレポート:山陽小野田市ローカル 魅力発掘発信ワークショップ(第2回目)
2022年9月24日、山陽小野田市民が地域の魅力を発掘発信する「山陽小野田市ローカル魅力発掘発信ワークショップ」の第2回が開催されました。
第2回ワークショップではオンラインと会場で合計16名が参加しました。
「インターネットで検索して出てくる観光地やガイドブックに載っているものが魅力なのではない。あなたの驚き・発見・感動こそが魅力です」と、ワークショップの運営を務める合同会社イーストタイムズ代表の中野宏一さんは改めて語ります。さて、前回のワークショップを受講した参加者の皆さんはどのような地元の魅力を発掘してきたのでしょうか?
まずは前回の復習から開始。改めて「見出し・リード・本文」の取り方を学び、その後、皆さんが発掘してきた魅力の情報をもとに「魅力発掘発信レポート(ハツレポ)」作りが始まりました。和気あいあいと参加者同士で会話が弾みながらも、山陽小野田市のハツレポが続々とできあがっていきます。
参加者の矢田さんは、「何処へ行ったか?タヌキの家族!」を見出しに、自宅前にて鍋底を叩くとタヌキの家族が山から走って降りてご飯を食べにくるという、山陽小野田市ならではの心温まる地域の魅力を話してくれました。最近ではあまり現れなくなってしまったそうですが、以前は自宅の前で夕食の残りを食べ、たまには山口県の日本酒「獺祭(だっさい)」をタヌキと一緒にたしなまれていたのだとか。
「移住定住を検討している人へも、地域の暮らしの魅力を伝えられるので素晴らしい!観光地や特産物ではなくて、暮らしの魅力こそ山陽小野田市の魅力が伝わりやすいレポートだと思います」と中野さんはコメントを返しました。
さらに「矢田さんのレポートには書かれていなかった、どこの地域(厚狭地区)の話であるのか、いつ(2〜3年前)の話なのかなどの具体的な情報を入れると読者にさらに魅力が伝わりやすくなるでしょう」とアドバイスをしました。
続いて、参加者の道元さんが発表してくれたのは、山陽小野田市南部エリアの魅力。そこには、家族でのんびりと楽しむことができる魅力的な場所が多く存在するとのことです。
キャンプ場からガラス製作体験場、レストラン、そして夕焼けの見えるビーチ。「1日山陽小野田市満喫プラン」が作れてしまいそうな魅力スポットをお子さんが楽しむ姿や綺麗な景色の写真とともに紹介してくれました。
講師の中野さんは、「特に修正する部分もなく、素晴らしいです!写真だけでも魅力がいっぱい伝わります!」とハツレポへのコメントを返すのと同時に「山陽小野田市に在住の皆さんには普通の光景かもしれませんが、このハツレポを見たら山陽小野田市に住みたくなってしまいました」と山陽小野田市に魅了されていました。
また、JTBふるさと開発事業部の久下さんは、参加者が発表した魅力に関するふるさと納税の返礼品を一つ一つ紹介してくれました。「とても楽しく充実した時間を過ごすことができました。最後には、これからも皆様と一緒に山陽小野田市を盛り上げてまいりたいと思っております」とのコメントもいただきました。
参加者の皆さんと山陽小野田市への想いを語り合い、2回にわたるワークショップは幕を閉じましたが、このワークショップの本来の意味である「その土地をふるさとと想う人をつくる」活動はこれから始まっていきます。今回、学んだ魅力の発掘発信はこれからも続き、さらに地域に想いを寄せる人たちの輪は広がっていくでしょう。