大地が育んだ地ビールとともにジンギスカンで乾杯 北海道旭川市

北海道の中央部に位置し、道内では札幌市に次ぐ第2の人口規模を誇る旭川市は、
日本を代表する人気動物園の一つ「旭川市旭山動物園」があることで有名です。
そんな同市には、国の登録有形文化財に指定されているレトロな建物のなかで、
こだわりの地ビールとジンギスカンを味わえるスポットがあると聞き、足をのばしてみました。

大地が育んだ地ビールとともにジンギスカンで乾杯 北海道旭川市

北海道の中央部に位置し、道内では札幌市に次ぐ第2の人口規模を誇る旭川市は、日本を代表する人気動物園の一つ「旭川市旭山動物園」があることで有名です。そんな同市には、国の登録有形文化財に指定されているレトロな建物のなかで、こだわりの地ビールとジンギスカンを味わえるスポットがあると聞き、足をのばしてみました。

多様な展示方法が魅力、国内屈指の人気動物園へ

多様な展示方法が魅力、国内屈指の人気動物園へ

 北海道旭川市きっての観光スポットといえば、約15.2万㎡の敷地内に約110種650点の動物たちが暮らす「旭川市旭山動物園」。年間約140万人が訪れるという日本を代表する動物園です。来園する人たちを魅了する理由は、その展示方法にあります。
 たとえば「ほっきょくぐま館」には巨大なプールが設置されており、ホッキョクグマが泳ぐ様子や大迫力の飛び込みを見ることができます。このような動物の野性能力を最大限に引き出す展示方法は「行動展示」とよばれ、各動物の施設に創意工夫が施されています。ほかにも、動物の食事シーンを見られる「もぐもぐタイム」や、自然界で同じ生息域にいる動物を一緒に展示する「共生展示」など、ユニークな展示が盛りだくさん。動物たちのイキイキとした表情・動きが見られて、癒しのひと時を過ごすことができました。

〈上〉ホッキョクグマのもぐもぐタイム。プールに投げ込まれる食べ物を追ってダイブする姿は迫力満点 〈左下〉園内は多くの観光客で賑わいを見せる 〈右下〉冬の積雪期にはペンギンの散歩を実施


レトロな空間で極上の地ビールとジンギスカンを味わう

レトロな空間で極上の地ビールとジンギスカンを味わう

 旭山動物園を訪れた後に向かったのは、JR旭川駅から徒歩5分ほどの場所にある「大雪地ビール館」です。こちらは旭川近郊はもちろん、北海道のすぐれた食材を発信するビール醸造所・レストランとして平成8年(1996)に開業しました。
 北海道の開拓時代の歴史を色濃く残したレンガ造りの建物は、明治後期から大正初期にかけて穀物の保管を目的に使われていた倉庫群の一角を利用したもの。この倉庫群は大雪地ビール館のほかにも旭川市民ギャラリーやデザインギャラリーが入った複合施設「蔵囲夢(くらいむ)」として整備されており、平成13年(2001)には国の登録有形文化財に指定されました。
 さっそく大雪地ビール館に入ってみると、部分的にステンドグラスが配された趣のある空間が広がっています。入口の横では地ビールの醸造作業を行っているとのことで、特別に見学させていただきました。

〈上〉「みなさんのお越しをお待ちしてます」と支配人の森山さん(左)と醸造長の山崎さん 〈左下〉同じ敷地内には旭川家具やクラフト製品を販売するショップもある 〈右下〉館内はダークブラウンで統一され落ち着いた雰囲気

 醸造作業は3名のスタッフで行いますが、オートメーション化がほとんどされていないため、25kgの麦芽を人の手で運んだりなど重労働の連続。「今造っている品質に満足すること無く、常に高みを目指すことにこだわっています」と醸造長の山崎さんは語ってくれました。
 また、ビールの原料には、北海道中央部にそびえる大雪山の伏流水と、美瑛や富良野など旭川近郊でとれた麦を使用しています。麦を麦芽にする製麦技術は小規模の醸造所では難しいそうなのですが、大雪地ビール館は長年の研究により自社での製麦に成功。現在はその技術を近隣農家に譲渡し委託製造するなど“地場産”にこだわっています。
 このようにさまざまなこだわりが詰まった大雪地ビールは、ジャパン・ビア・グランプリ受賞をはじめ、国内最大規模のビールコンペティションで数々の賞を受賞しています。「将来はオール旭川の産物でビールを造り上げたいですね」という山崎さんの言葉からは、地元・旭川への強い愛情が感じられました。

〈左〉糖化兼煮沸釜、濾過槽などが並ぶ醸造場 〈右上〉ひとつひとつ手間ひまを惜しまずビールを造り上げていく 〈右下〉できあがりを最初に試飲するのは醸造責任者の山崎さん

 そんな地ビールとあわせてぜひ味わいたいのが、道民のソウルフードとして親しまれているジンギスカンです。開業当初はメニューにありませんでしたが「美味しい地ビールとジンギスカンが食べたい」というリクエストに応える形で提供することに。
 今回いただいたのは、味わいに深みがあるオーストラリア産のラム肉と、フレッシュな味わいがやみつきになる旭川産のラム肉(数量限定)。甘辛い味付けのジンギスカンと地ビールは、まさに最高の組み合わせです。「大雪地ビール館では、4〜5種類の地ビールが味わえます。この多様性を楽しめるのが地ビールの魅力です。自慢のジンギスカンとともにぜひ味わってみてください」と山崎さん。

 ほかにも大雪地ビール館には、エゾシカ肉のジンギスカンや地元食材を使用したピザやサラダなどのメニューが揃います。人気の旭山動物園と共に巡って、お腹と心を満たしてみてはいかがでしょうか。 (2019年5月)

〈左上〉オーストラリア産ラム肉を使用したジンギスカン 〈左下〉左から苦みが少ない爽やかな「富良野大麦」、エールタイプの「ケラ・ピリカ」、大雪地ビール館を代表する「大雪ピルスナー」。ジョッキは620円で提供  〈右〉ジンギスカンは2階の専用テーブルで

日乃出ジンギスカン 食べ比べ5種【2.5kg】セット

日乃出ジンギスカン 食べ比べ5種【2.5kg】セット

創業49年の老舗、日乃出食品工業有限会社が提供するお得なセット。親羊のマトンを使用したマトンロースをはじめ、仔羊のラム肉使用したラム肩ロース、ラムモモなど、厳選されたオーストラリア産の羊肉を食べ比べることができます。特にラムモモはやわらかくて絶品。漬け込みタイプのジンギスカンで、タレには旭川の地酒メーカー「男山」の酒と旭川の醤油、そして国産のショウガを使用しています。タレとお肉の絶妙な味わいは、ビールが進むことはもちろん、白いごはんにもぴったりです。
※掲載の「お礼の品」は品切れや季節の都合で受付を終了・中止していることがあります。

〈左〉マトンロース、マトンショルダー、ラム肩ロース、ラムショルダー、ラムモモがセット 〈右〉厚切りなお肉をジュージュー焼いて召し上がれ

SPOT LIST

旭川市旭山動物園(あさひかわしあさひやまどうぶつえん)

【電】0166-36-1104【住】北海道旭川市東旭川町倉沼【交】JR旭川駅から旭川電気軌道バス旭山動物園行きで約40分、旭山動物園下車すぐ【料】入園820円(中学生以下無料)【時】9時30分〜17時15分(期間によって異なる)【休】2019年は4月8日~26日、11月4日~11月10日、12月30日~2020年1月1日【P】500台

大雪地ビール館(たいせつじびーるかん)

【電】0166-25-0400【住】北海道旭川市宮下通11-1604-1【交】JR旭川駅から徒歩5分【時】11時30分〜22時【休】無休【P】30台

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