JTB特選プレミアム ― 厳選素材おせち特集
2019年09月01日
2020年の「おせち」受け付けが始まりました!お店の伝統的な味を楽しめるおせちや、地域の特産品を活かしたおせちなど、今年も全国各地のこだわりの品が勢ぞろいしています。本格的な秋が訪れたばかりでお正月の準備にはまだ少し早い時期ですが、おせちには数量限定品が多いので、申し込みたい方はぜひお早めに。新しい年を、お気に入りのおせちで迎えませんか。
黒豆
「まめ」という言葉に「健康」や「勤勉」という意味があることから、黒豆は「まめに暮らしてまめに働けるように」といった願いがこめられています。黒にはお祝い事のイメージがないかもしれませんが、じつは邪除けの色でもあるんですよ。
かずのこ
卵の数が多いことから子孫繁栄の縁起物として知られていますが、そのほか、ニシンの子ということで「二親健在」にも通じるとされています。ちなみにニシンは昔「カド」と呼ばれていたため、「カドの子」と言われたのが名前の由来なのだとか。
たたきごぼう
土の中に深くしっかりと根を張るごぼうには、家の土台を丈夫にするようにという願いがこめられています。特に「たたきごぼう」は別名「開きごぼう」とも呼ばれていて、運が開くようにという意味もある縁起物です。
たずくり
田作りは五穀豊穣を願う縁起物で、地域によってはごまめ(五万米)と呼ばれています。その昔、片口いわしを田畑の肥料に使ったところ豊作になったことが由来となっているそう。また、尾頭付きであることも縁起がいいとされています。
えび
長いひげがあり、焼いたり茹でたりすると丸くなるエビは、その姿を腰の曲がったお年寄りに見立てて「海老」という字を書きます。そのためおせち料理では、「長生きできるように」という長寿の願いを込めた縁起物として使われているようです。
かまぼこ
かまぼこはその形から初日の出を表すものとされています。また、紅白の色合いは昔からハレの日に使われる伝統的な色の組み合わせでもあり、お正月のおめでたさを表現する縁起物としておせちを色鮮やかに引き立てる存在です。
さまざまな料理を盛り込むおせち料理。ちなみに、おせちで特に基本とされる三品を「祝い肴」といいます。関東と関西では内容が少し違っていて、関東では「黒豆、数の子、田作り」、関西では「黒豆、数の子、たたきごぼう」が一般的のようです。また、今回ご紹介したもの以外にも、縁起物の料理はたくさんあります。よく知られているところでは、「よろこぶ」に通じるとされる昆布や、「めでたい」にかけた鯛などが有名ですね。華やかな伊達巻にはいくつカイワレがありますが、形が巻物に似ていることから「知識が増えるように」という意味もあるのだとか。それぞれの意味を知っていくと、おせちを選ぶのも楽しいですよね。食材や料理に込められた願いとともに、こだわりのある各地の味をお楽しみください。