「一切の妥協なしで作るそば」、一つ一つ手打ち
白山水系の良質な天然水、福井県在来種の玄蕎麦を石臼で挽いたそば粉。
その日店内で食べてもらえる分だけ、発送する分だけを手打ちします。また、その分だけの出汁をとります。
季節が巡る中、何年も何十年も繰り返し至ったのは、余計なものがないシンプルなもの。
日持ちさせず、大量にも作らず、誤魔化しも効かない。
ただひたすらに真っ正直なお蕎麦です。
あなたとあなたの大切な方に食べていただきたい。お召し上がりいただけるご縁ができれば幸いです。
「お届け後は、すぐにお召し上がりいただきたい」
そんな想いで作るそばですので、寄付をいただいたら当店よりお電話をさせていただきます。
ご希望のお届け日時をお伺いし、その日に合わせ手打ちし、クール便で発送いたします。
厳選したそば粉、清らかな水で作られたそば
風土の恵みをそば作りに十分に生かしています。
厳選したそば粉と清らかな白山の伏流水で作られたそばは、きりりとした味わいながら、そばの風味をしっかりと感じさせるさっぱりとした美味しさが魅力です。
地元で愛され続けて創業70余年
◎水にこだわる
北陸の霊峰白山。その白山の雪解け水や雨水が何百年もかけてここ、あわらに地下水として湧き出でています。
あわら市の中でも、日の出屋がある地区では、なんと、水道の蛇口をひねると、天然の地下水から汲み上げた水が出てきます。そのミネラル成分豊かな地下水を、打ち水・茹で・出汁といった全てのそば作りの行程に使っています。ほんのりと甘味と滋味に溢れています。
◎そば粉にこだわる
日の出屋のそばは、福井の在来種を使っています。
福井県は、全国でも有数の在来種のそばが数多く栽培されています。日の出屋の当代店主は、まだまだ栽培数の少なかったそばの実をもって農家を回り、在来種のそばを福井に広めました。
福井の在来種は、全国に流通する一般的なそばに比べると、小粒で甘皮部分が多く、そば本来の旨味がギュッと凝縮されています。
◎出汁にこだわる
香りの高い在来種のそばの風味に最も合うようにと、店主が長年にわたり試行錯誤を繰り返したこだわりのざるそば専用出汁です。
鰹や昆布など複雑な旨味が口の中に広がります。
おろしそばの出汁とはまた違った配合で開発したこだわりの出汁となっております。
『日の出屋』店主 北嶋雅美さん
そばの道を志したのは昭和40年代。当時、何十軒ものそば店を巡り、職人の仕事を見ながらそばを学んできました。
全国の店を回るうち、福井のそばは、東京や信州のそばとは技術以前に原料が違うということに気が付きました。それからというもの、美味しいそばが採れる土壌があるのだからと、製粉会社と一緒になって農家を回りました。当時、県内ではまだそば栽培が少なかった頃に、そば栽培が盛んな県内地域の在来種を各地へ配布し、福井県のそば作りの普及活動に尽力しました。
そして、そば粉の質を追求し、福井のそば全体のレベル向上に奔走してきました。海外でのそば打ち実演なども行い、あらゆるそばイベントで越前おろしそばのPRを精力的に行ってきました。
熱い想いと行動が実を結び、福井県は全国でも在来種が多く残る「在来種王国」となり、さらに令和3年には、全国インターネット等による「蕎麦が美味しい都道府県はどこ」アンケートで、福井県が1位を獲得しました。
「福井のそばは、全国に誇れる味」
その言葉には、長年福井のそばの向上に努め、その魅力をいろいろな場面で発信し続けてきた多くの努力が込められています。
美味しい蕎麦の作り方
1. 茹で上がったらすぐに食べられるよう、だし汁を準備ください。
2. 大きめの鍋にたっぷりのお湯をぐらぐらに沸かします。
3. 1人前ずつバラバラとほぐしながら入れます。
4. さっとひとまぜし、あまりさわらないことがポイントです。
5. 茹で時間は約30~40秒。吹きこぼれそうなら差し水を少し行ってください。
6. ザルですくいます。
7. 流水でぬめりを取るように洗い、蕎麦をキュッと締めます。
8. 器に盛り付けます。
お届け内容
そば処 日の出屋
あわら温泉街の一角、細い路地を入ったところに佇む「日の出屋」。
松の木で組んだ建物は、しっとりとした和の趣があり、温泉街の風情を感じさせてくれます。
「日の出屋」のそばは二八が基本ですが、新そばの時期など、粉の状態がよいときには十割で出しています。
温泉宿が建ち並ぶあわら湯の街で観光客や地元客に親しまれている店です。
観光地という土地柄、福井らしさをアピールしようと、美味しいそば作りに力を注ぎ続けています。
店内メニューでは、定番のおろしそばをはじめ、シーズンごとに変化を楽しめるよう工夫も凝らしております。
「美味しい福井県産そば使用店」の認証店でもあります。あわら市へお越しの際はぜひお立ち寄りください。