沖縄で40年愛される老舗焼肉店
かわいらしい家族4人のキャラクターロゴと、みょんどん♪みょんどん♪〜のCMソングで沖縄県民におなじみの焼肉明洞(みょんどん)。オーナー・太田さんのお母さんは韓国出身で、本場のおいしい韓国焼肉を沖縄の人に食べてもらいたいという想いで1983(昭和58)年に創業しました。
沖縄にまだ焼肉店が多くなかった時代から、地元で愛され続けて40年。安心・安全でおいしい料理を追求し、タレやスープ、キムチに至るまで全てお店で手作りしています。ご飯も炊き立てを食べてもらうために、ランチとディナーの前に毎日2回炊いているという徹底ぶり。小さなお子さまもウェルカムで、家族連れで安心してワイワイ焼肉を楽しめるお店です。
韓国焼肉に欠かせないキムチ
スライスした肉をそのまま焼く日本の焼肉とは違い、味付けされた肉を焼くのが韓国スタイル。少し甘めのタレにつけていただきます。そして韓国料理に欠かせないのがキムチ。手間暇かけてお店で手作りしているキムチのおいしさに感動し、「持って帰りたい」というお客さまもいるほど大人気です。そんな声に応える形で、数年前から月1回のキムチ定期宅配サービス「どんどん会」を行っています。毎月合計で1.6kg以上のキムチが届くので、最初は量が多いと感じる方もいるようですが、2カ月、3カ月と食べ慣れていくとそのおいしさを体が求めて消費量が増えていき、次の月が待ちきれない!という方がいるほど中毒性のあるキムチです。今回の返礼品は明洞自慢のキムチセットを年4回の定期便にしてお届けします。
おいしいキムチに出会うことは難しい
おいしいキムチは唐辛子、しょうが、にんにく、魚介類や果物をベースに、自然発酵させることで旨みがましていきます。自然発酵が進むと後期には酸味が出てくることから、一般的にスーパーで売っているキムチは、商品棚に置いておく時間を長くするために、塩などの調味料を調整することで、ある程度発酵しにくくすることが必要なのだそう。焼肉明洞では手作りのキムチを一番おいしいタイミングで提供しているので、スーパーで売っている一般的なキムチとは別格の味わいがあります。着色料や保存料が使われていないので、安心して毎日食べられるのも嬉しい!キムチにはビタミンや乳酸菌が豊富に含まれているので、腸内環境の改善など美容と健康に役立ちます。
本場の味を目指して完成したレシピ
キムチの仕込みはまずヤムニョム(薬味)を作るところから。すりおろした大根やにんにく、りんご、えび、ねぎ、にら、ごま、唐辛子に加えて、沖縄の塩「シママース」や砂糖など10種類以上の材料を混ぜ合わせ、一週間ほど熟成させます。本場韓国のレシピをベースとしていますが、沖縄と韓国では気温や湿度など環境が異なるため、同じレシピではおいしいキムチは作れません。研究に研究を重ねて、材料をすりおろすタイミング、入れる順番や割合などを調整し、4〜5年かけて現在のレシピにたどり着いたのだそう。白菜用と大根用ではヤムニョムの材料の割合も変えるなど、細かい調整を行いながら最高のおいしさを引き出しています。
食べ比べが楽しめる3種類の味わい
返礼品のキムチは白菜キムチ本漬け、きゅうりキムチ、大根キムチの3種類の詰め合わせ。乳酸菌が豊富で自然発酵により熟成が進む新鮮なキムチなので、食べごろのタイミングを逃さないよう食べる順番にもおすすめがあります。
最初に食べてほしいキムチは、作りたてのシャキシャキとした食感を楽しめる「きゅうりキムチ」。次にカクテキとも呼ばれる「大根キムチ」。コリコリとした食感とともに大根の甘みが感じられ、ついつい食べ過ぎてしまうおいしさです。そして最後はキムチの代表格、「白菜キムチの本漬け」。うま味と酸味に加えてほどよい辛味、その奥に感じるフルーティーな甘さがやみつきになります。
届いたらそのまま食卓に並べられる一品
一般的に、焼肉が主役ならキムチは脇役。ですが、焼肉明洞のキムチは立派な主役のおかずを目指して作られています。ご飯とキムチがあればそれで十分!と思えるおいしさです。全てカットされた状態で届くため、そのまま食卓に並べるだけの楽ちんパッケージ。キムチには食欲増進効果があり、食欲のないときにもおすすめの食品です。太田さんは食欲のない時にはご飯の上にキムチを乗せ、水をかけて冷やし茶漬けのように食べているのだとか。暑い沖縄にぴったりの食べ方です!
年に4回届く作りたてのキムチ
焼肉明洞のキムチには多くのファンがいますが、キムチ専用の工場があるわけではありません。厨房で心を込めてひとつひとつ手作りしているので、心のこもったおいしさを感じます。この日きゅうりキムチの仕込み作業をしていたのは韓国出身のキムさん。「当店の作り方は韓国の作り方と同じなのでおいしいんです!」と話してくださいました。キムチの仕込みを行う日には、従業員総出で厨房に入り、一斉に作業するのだそう。返礼品は年に4回届くため、作りたてのおいしさが4回も楽しめるのが嬉しいですね。
おいしいキムチ習慣で健康に!
実は私はあまり辛いものが得意ではなく、真っ赤なキムチの色を見た時には「私に食べられるかな...」と少し心配になっていました。ですが一口食べてみてびっくり。確かにちゃんと辛いのですが、見た目から想像する辛さよりもマイルドで、辛味の奥にうま味とフルーティーな甘味が感じられ、今までに食べたことのないおいしさでした。乳酸菌たっぷりのキムチは腸内環境改善にも良さそう。おいしく食べて健康に役立つなら続けてみたい!と思いました。毎日の食卓にキムチをプラスする習慣を始めてみませんか?
沖縄支部(沖縄県浦添市)/ 松本 佳恵(まつもと よしえ)
北海道旭川市出身、沖縄県在住。函館で大学を卒業したのち上京し、航空会社のシステムエンジニアに。都会で過ごすこと約8年、違う世界が見たくなり、飼い猫2匹とともに沖縄に移住して転職。文章も書くフォトグラファーとして活動を始めて7年目。沖縄の美味しいもの、美しいものを撮影するのが大好きです。
浦添市はかつて琉球王国の首都として栄えた町。現在は那覇市のベッドタウンとして発展しています。