平飼い卵と手作りマヨネーズセット

海と緑あふれる　沖縄県南城市

沖縄県南城市は、那覇空港から車で約40分の南部に位置し、海と緑豊かな自然に恵まれた静かなまちです。観光地としても人気で、世界遺産である琉球王国最高の聖地「斎場御嶽」や、歴史を刻んだ多くの「城（グスク）」など貴重な歴史遺産があります。またオーシャンビューが自慢の海カフェも点在しており、絶景スポットとして魅力的なエリアです。今回はこの地で沖縄風土や文化を大切にし、地域に根差した事業を行う株式会社みやぎ農園を紹介します。

「美しい村づくり」への想い

みやぎ農園の創業者である宮城さんが子供の頃は、農業が村のなかで機能していた時代。そこで作物を育てるだけではなく、助け合いというコミュニティが生まれ、農業を中心に村がまとまっていったそう。作物も人も周囲と関わりながら育つという考えのもと、持続可能な「美しい村づくり」をサポートされています。みやぎ農園が発信する「毎日の暮らしにおいしさと幸せを」は、シンプルでかつ熱い想いのある企業理念から生まれた素敵な言葉ですね。

農園内の鶏舎では、微生物の力を借りて鶏を平飼いしています。「平飼い」とは地面に放して飼う養鶏法のこと。「ケージ（鳥かご）飼い」とは異なり、地面を自由に動き回ることができるので、病気になりにくい健康な鶏に育つそうです。やはり適度な運動は、動物も人間も同じように大事なんですね。毎日トラックいっぱいの青草やハーブ、そしてろ過されたキレイな水を与え、鶏フンを堆肥化させている鶏舎の床は、森の腐葉土のような環境。それによって健康な卵が産まれます。

鶏舎内の50cm以上のふわふわと柔らかい森の腐葉土のような「床」は、湿度や温度を調節したり、鶏の腸環境を整える発酵食品になっているそう。この「床」は20年以上変えずとも完全に循環しているというから驚きですよね。もちろん抗生物質や消毒薬を用いていません。そういった環境の中でのびのびと健やかに育った鶏たちの卵は、臭みがなく自然な色の黄身で、生でも安心していただけます。

「安心」で「おいしい」を丁寧に。

こだわりを追求した卵＆マヨネーズ

『EM平飼いたまご』
ところでEMって何でしょう？ 実は意外と知ってるようで知らない方多いかもしれません。EMとは、Effective（有用な）　Microorganisms（微生物たち）の英文の頭文字をとっており、通称EM菌と呼ばれています。EMは、乳酸菌や酵母、光合成細菌などどこにでもいる微生物の集合体。餌や健康管理にそのEMが活用され飼育された鶏たちの卵の味は、とてもコクがあり味わい深いのです。特に「卵かけごはん」は最高においしく、幸せな気分になります。

『手作りマヨネーズ』
鶏舎から生まれた朝どれ卵を農業直送で加工した手作りマヨネーズです。マヨネーズ作り当初は、「まずい」と言われたらそれを素直に受け止め、こだわらない姿勢だったそう。「うまい」と言われるまで少人数のスタッフで試行錯誤を重ねながら作ったマヨネーズは、卵の味がしっかりと感じられ、沖縄らしく酢の味が前面にでており、大手メーカーにも負けない、まさにオンリーワンのマヨネーズです。
種類は「プレーン」 「島唐辛子」 「ゴーヤー」 「プレミアム」の４つ。小瓶でラベルデザインもおしゃれですよね

お試しセットでいつもの食卓に味の変化を

マヨネーズは「プレーン」味のほか、ご当地系の沖縄のゴーヤーが入った「ゴーヤー」味、沖縄の唐辛子が入った「島唐辛子」味、そして鹿児島県のなたね油を使った「プレミアム」味があります。どれも味に深みがあり、こってりしているので初めて食される方には、シンプルに野菜スティックのディップソースがおすすめです。お酒を飲まれる方には、「島唐辛子」味をつまみ料理に使うのも相性いいですよ。