写真はコンソーシアム事務局長の小渡晋治さん。小渡さんはコンソーシアム設立について「伝統工芸の職人さんが、しっかりと生計を立てられる仕組みを作っていくことを第一に考えています」と話します。工芸品の職人さんは素晴らしい工芸品を継承し、手仕事を担っているにも関わらず、月の収入が10万円に満たないことが多いのだそう。アルバイトと掛け持ちで生計を立てている人も多いという現実があります。
「いい商品を手にとっても、その商品を誰が作っているのかが分からないことが多いので、デザインと職人さんとの紐付けを大切にしています。例えば商品にQRコードを付けて、読み取ると職人さんのストーリー紹介のページに飛ぶ仕組みをつくったり。商品を手にとった人に、どんな人がどんな想いで作っているのかを伝えることから始めていきたいと思っています」と小渡さんは語りました。