紀州新家では、2017年5月より、おろし金保存・継承プロジェクトを発足しております。
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純銅おろし金は、【1712年寺島良安和漢三才図会記載】江戸時代より、現在まで続く300年もの歴史ある調理器具で日本固有の文化です。
しかしながら、国内のおろし金専門店は激減し、全国に3軒というのが現状です。
その数少ない職人でさえ、高齢化・後継者不足。貴重な文化の存続の危機が迫っています。
この現状を知り、またこの美しい調理器具の存続を願い、自ら伝統工芸の道に入り、独学で修行し、活動しています。
現在に準じたデザイン、作業性を考慮し、素材を生かせた独自の目立てで、制作しています。(300年の歴史上ない形状)
現在、京都老舗料亭様を顧問に迎え、数名のスタッフと共に、保存継承活動を行っております。