ふるさと納税の活用方法
前各号に掲げるもののほか、市長が必要と認める事業

(長沼ボート場環境整備事業)宮城県登米市に位置する「長沼」は、広い面積と穏やかな湖面がボートやカヌーをはじめとする漕艇競技に適しており、「長沼ボート場」は全国でも4ヵ所しかない国際A級コースの優れた競技環境を有するボート競技場です。今後も、ボート・カヌー競技においてより多くの競技者が集う状況と、ボート・カヌー競技の競技人口の拡大の推進、長沼の水域を利用して海洋性スポーツレクリエーションに親しむ子ども達のために、周辺の環境整備をおこなってまいります。
ふるさとの地域間交流の推進に関する事業

(友好姉妹都市との交流推進事業)国内における友好親善並びに郷土の発展を目的に、旧米山町から交流事業を継承している友好姉妹都市「富山県入善町」と、児童生徒の受け入れや、市内イベントへの協力参加、情報共有による地域活性化など、様々な分野で相互交流を実施しています。また、東日本大震災の際には、入善町及び町内事業所などから多大な支援をいただきました。
※写真は、市内イベント「全国はっとフェスティバル」での富山県入善町PRマスコットキャラクター「ジャンボ~ル三世」と、登米市観光PRキャラクター「はっとン」です。
ふるさとの山・沼・川などの自然環境を守り、はぐくむ事業

登米市周辺は、ラムサール条約に指定された「伊豆沼・内沼」「蕪栗沼」など、国際的にも重要な渡り鳥の飛来地で、冬にはハクチョウやガンをはじめとする渡り鳥が越冬します。特にマガンは日本に渡ってくる8割が飛来し、早朝の飛び立ちや夕方のねぐら入りなどの雁行は壮観です。
また、翁倉山は 国の天然記念物「イヌワシ」の生息地として知られており、鱒淵川には国の天然記念物「ゲンジボタル」が乱舞し、幻想的な世界を味わおうと県内外から多くの人が訪れます。
登米市は、このような、ふるさとの豊かな山・沼・川などの自然環境を守り、はぐくむために様々な環境保全事業に力を入れています。
ふるさとの歴史的な街並みや文化財の保全および活用に関する事業

明治時代、県庁所在地だった登米市登米町には、国重要文化財の旧登米高等尋常小学校(教育資料館)をはじめ、県指定文化財の旧登米警察署庁舎(警察資料館)のハイカラな洋風建築物、廃藩置県当時に置かれた旧水沢県庁庁舎(水沢県庁記念館)、白壁の重厚な蔵造りの商家など、明治を偲ばせる建物が多く現存しており、その町並みから「みやぎの明治村」と呼ばれ親しまれています。また、少し横道に入ると藩政時代の武家屋敷や史跡も随所に残っており、当時の面影を今に伝えています。
登米市はこのような歴史的な街並みや文化財の保全に力を入れています。