学生時代から家具の勉強をしていた市川さんは、「ずっと職人になりたかった」と、語ります。しかし、希望通りの就職先が無く、いくつかの職を経て30歳手前で地元である長野から大阪へ。そこで念願の家具製作会社に就職し、10年間勤務した後、独立に至りました。
「将来はどうしても自分で家具職人をやりたかった。そのため目標を持って、計画を立て、働きながら家具の設計やデザイン、そして経営なども学んでいきました」と、市川さん。
そうした市川さんの家具への想いは、独立後の現在でも続きます。「例えばお客さまに、『こういうものを作って欲しい』と言われた時に、それが理解できなければ意思疎通ができません」と話すとおり、ヨーロッパの最新トレンドをチェックしたりなどの見聞を広げ、常に学びを欠かさないようにしているとのことです。
※写真は家具職人のみならず、まちづくりにも精力的に活動している、「創作工房一志家具製作所」代表の市川一志さん。