手描友禅の技術を用いて、「たおやかな気持ち」になれるようなものづくりを心がけています。
題材には草花を好んで描いていますが、ひとに優しく寄り添い、心にゆとりを生み出す、そういう力が自然にはあるのだと感じています。
技術だけでなく、自然を敬い、共生してきた日本人の感性をも受け継ぎ、日々制作に励みたいと考えています。
《手描友禅》上仲正茂
1972年 京都に生まれる。職人である父の影響もあり中学卒業の頃には自然と着物に絵を描く職人を目指すようになる。
1991年 京都市立銅駝美術工芸高等学校日本画科を卒業し、重要無形文化財(人間国宝)「友禅」保持者の羽田登喜男氏に師事。
2004年 13年間の修業を経て独立。
2013年 京もの認定工芸士「京友禅」に認定。(京都府)
2019年 平成19年作の染額「飛天」が九頭竜大社に奉納される。213の国と地域をテーマにKIMONOを制作する「KIMONO PROJECT イマジンワンワールド」に参加。ギニアビサウ共和国の振袖を制作。
2022年 未来の名匠「京友禅」に認定。(京都市)