ナントは大航海時代以降、新大陸とヨーロッパを繋ぐ港として栄えました。ガトー・ナンテは1820年に誕生した郷土菓子。砂糖やアーモンドなど南米や西インド諸島からもたらされた原料を使い、ほんのり甘いしっとりした生地にほのかに香るラム酒…。素朴ながら上品で深みのある味わいが特徴で、その昔水夫達が航海の際に船に持ち込んでいました。口に入れた瞬間、疲れきった体をふっと癒すこのお菓子には、旅へ衝動を掻き立てる不思議な力があり、200年以上にわたり多くの人々に愛され続けてきました。
フランス大使館総料理長セバスチャン・マルタンが、レセプションの際に必ずデザートとして提供してきた逸品を、日本のご家庭へフランス大使館の味をお届けしたいという想いから商品化を決定。ふたりのシェフの思いを込めて、 “ル・ガトー・デ・ナンテ(ナント人のケーキ)”とネーミングしました