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高知県産黄金生姜を使用した、香りと辛味が特徴な「大人のジンジャーエール」です。独自の製法で作っているので、シュワシュワした炭酸飲料ではなくシャンパンのようにきめ細かな泡を楽しめるのも魅力のひとつです。素材そのものの味を感じられるプレミアムな一本。良く冷やしてそのまま飲むのはもちろん、ウィスキーやビールと割ってカクテルとして飲むのもおすすめです。 <配達不可地域> 北海道・沖縄県
薬味や生薬として幅広く利用され、身近な根菜のひとつとして馴染みのある生姜。高知県は、国産生産量の4割以上を占める日本一の生姜の産地です。今回紹介するのは、高知の生姜の中でも黄金虚空蔵(こくうぞう)IIという品種を使って作るジンジャーエールです。
やってきたのは高知市春野町にある「はるのTERRACE」。県内でベーカリーやカフェを展開している高知県で人気のパン屋さんです。本来の事業はフォトスタジオですが、2000年に移転することをきっかけに、「もっと日常的に地元の人たちと触れ合えるお店にしたい」と、スタジオとベーカリーカフェの複合店舗を誕生させました。スタジオでは記念写真はもちろん、学校専属のカメラ屋さんとしても活動していて、「卒業アルバムの写真を撮ってもらった」なんて人も多いはず。ベーカリーではモーニングからランチ、カフェタイムとお店でのんびり過ごしたり、パンを買いにやってきたりするお客さんで連日賑わっています。
お店に着くと出迎えてくれたのは蔵田克巳(くらたかつみ)さん。元々はカメラマンとして入社したものの、飲食事業にも関わるようになりました。「わたしたちが食品の加工にも携わるようになったのは、店の敷地で“良心市”をスタートしたことがきっかけです」と蔵田さん。「良心市」とは無人販売所のこと。生産者が作物を並べ、買いに来た人は袋に書かれている金額を箱の中に入れるシステムで高知ではポピュラーな販売スタイルです。しばらく良心市を開いていると、「作物が大量にできた時の使い道が何かないろうか?」といろんな生産者から相談を受けるようになりました。 そこで行き着いたのが農作物の加工です。加工品を作れば年間を通じて販売ができて、作物の認知にも繋がり、遠くの地域まで運ぶこともできる。スタジオとベーカリーカフェの店に、加工販売事業が加わった瞬間でした。
加工事業を立ち上げる時に主に関わりがあったのは柑橘、生姜、トマトなどの生産者さん。その中から、当時全国で流行っていたご当地ジンジャーエールに目をつけて商品開発が始まりました。とはいうものの、普通の生姜を使うのでは既に出回っている人気商品との差別化は難しい。そこで行き着いたのが、黄金虚空蔵II生姜でした。 元々、高知県で作っている生姜の多くは「土佐生姜」と呼ばれ、全国の生姜よりも大きいのが特徴。その土佐生姜を作っていた虚空蔵山の麓で、突然変異の生姜ができたため、どうにか売れないだろうかと相談を受けていたところでした。一般的な生姜よりも辛味成分が強く、切ってみると普通の生姜よりも黄色く黄金色をしていたことから名前が付けられた黄金虚空蔵。香りもよく、県内生産量1%という希少性を強みにしたジンジャーエールの開発が始まりました。
ジンジャーエールを作るといっても、すりおろした生姜をシロップで煮込んで炭酸水を加えればいいというわけではありません。はるのTERRACEでは、スライスした生姜を乾燥させるところから作業が始まります。この工程を踏むことで、生の生姜の中に含まれている辛味成分・ジンゲロールが、ショウガオールという成分に変化します。変化すると、辛みが増すだけでなく、元々生姜の作用として知られている血流促進に加えて、胃腸を刺激して体の深部から温める効果も発揮するとか。さらにここからじっくり煮込んでシロップを作っていきます。ここまでの工程で1週間ほどの時間がかかるんですって。手間暇かかっていますよね。生姜の他に摘果したミカンやシナモン、クローブといったスパイスも入っています。 生姜のシロップが完成したら、炭酸水で割ってジンジャーエールの完成!と思われがちですが、はるのTERRACEが目指すのは本格的な大人の炭酸飲料。炭酸水を混ぜずに、炭酸ガスを溶かし込んでいく手法を採用します。まずはタンクにシロップと水を入れ、そこへ炭酸ガスカーボネーションという機械で2日間かけてゆっくりとガスを溶かし込んでいきます。この手法を採用することにより、グラスに注いだ際に、シャンパンのようなきめ細かい泡立ちをするジンジャーエールができあがるのです。
ジンジャーエールが完成すると、次に考えたのが販路です。先ほども述べたように、黄金虚空蔵IIは希少性の高い生姜。値段も通常の生姜の2倍ほどの販売価格がつくものなので、その生姜を使ったジンジャエールとなれば当然値段も張ってきます。正直、地元のスーパーマーケットで販売をしても日常的に買ってもらえる見込みは低いですよね。そこで蔵田さんたちは、県が行う商談会などに参加し“地産外商”を考えました。「一度飲めば美味しさがわかってもらえる!」と、都内でイベントがあると聞けば出店。徐々に販路と認知度を上げていくなかで噂が広がり、都内大手百貨店との取引がスタート。さらに、世界的ブランドのVIPルームでのドリンクメニューにも採用されるほど、その美味しさが認められるようになりました。次第に高知県内でも知られるようになり、2012年には第27回高知県地場産業賞を受賞。 ここでジンジャーエールの美味しい飲み方を伺いました。それはよ~く冷やして、氷を入れずにそのまま飲むこと。至ってシンプルですが、冷えている方が炭酸を強く感じることができ、氷を入れないことで最後まで濃い味わいが残るそうです。また、ウイスキーでジンジャーハイボール、ジンでジンバック、ウォッカでモスコミュールとお酒との相性も抜群でした。ぜひいろんな楽しみ方を試してみてください。
はるのTERRACEではさまざまな食材を使った商品を加工・販売していますが、第一号となったジンジャーエールは加工事業の柱的存在。たくさん作りたい気持ちはありますが、全ての工程に人の手がかかっているため生産量も限られています。「今の作り方を大切にしながらできる限りで販売し、少しでも高知の生姜とジンジャーエールの存在を全国の人に知ってもらいたい」と蔵田さん。飲んでもらえばわかる美味しさ、たくさんの人に届きますように。
高知県いの町在住。おいしいものを追いかけ、絶景スポットを巡りながら、地元・いの町を中心に高知県の情報発信のお手伝いをしています。専門的なお話や自分の感じたことを、初めて記事に触れる人に分かりやすく伝えることを大切にして取材をしています。 海も山も川もある高知県の中心地・高知市。どこにいても自然の恵みを受けた美味しいものがあり、生活圏のすぐそばには絶景が広がる場所です。
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