代々受け継がれた木桶に自家製の麹と米、水を加え種酢を植えると発酵がはじまります。約45~70日ほど温度調節を行いながら木桶で静置発酵され、十分に発酵が進んだ酢は熟成用の桶に移しさらに4?5ヶ月ほど熟成。木桶や蔵に住み着く酢酸菌のはたらきによって、大手企業の工場生産とは異なる味の深み、コク、香り高いお酢が仕上がります。先代の「仕事は愛着」という想いと相撲好きが高じて歴代の横綱の名前がつけられた木樽は、その職人が小豆島にしかおらず入手しづらくなっており、いまは現地へ出向いて整備の仕方を教えてもらい今後も大切にしていくそうです。昔ながらの製法と伝統の木樽で作られた本格派の調味酢をぜひご家庭でもお試しください。