国伝統的工芸品指定本塩沢（土筆坊染）No.169（淡茶地濃茶目色／太縞紋様／１尺３分幅・女物）

比較的太い縞を表現した個性的な柄の着尺です。最大の特徴は、地元で採取した土筆による草木染めです。格調高い落ち着きのある自然な茶系が魅力的です。

◎本塩沢：重要無形文化財指定・ユネスコ無形文化遺産登録の麻織物「越後上布」の技術を継承し、３５０年前の江戸寛文年間に生糸と地緯糸を使用し絹織物に応用して考案された伝統織物です。伝統的工芸品産業振興法に基づいて昭和５１年に国の伝統的工芸品に指定。「全国手織り三大絹縮（結城縮・大島縮）」の１つです。「越後三縮織（明石紬・小千谷縮）」の最高峰です。

※地緯糸：生糸に一方向に強い撚り（片撚り）を掛け糊で戻り止めを施した状態で製織を行い、その後に湯もみによって撚り止めの糊を除去することによる収縮作用と弛緩作用によって発生するシボ（凸凹／皺）が最大の特徴でサラリとしたシャリ感（涼感）は主に単の着物として使用され色目によっては袷でもお召し頂けます。
※柄の表現：柄には、無地・縞柄・格子柄・立総絣柄・横総絣柄・立横絣・本絣柄（十字絣・亀甲絣）が有ります。
本品は大名縞（比較的太い縞柄）を、淡茶地に焦茶の縞色を格調高く上品に仕上げた洒落着です。深みのある格調高い色と個性的な大胆な縞柄そして涼感たっぷりの地風を兼ね備えた個性的な逸品です。「織の三要素（色・柄・風合）」を完璧に備えた塩沢織です。
カジュアル感覚でお召し頂く場合は、名古屋帯を、セミフォーマル的にお召し頂く場合は、洒落袋帯をお勧めします。

◎素材：絹１００％
◎製造：塩沢織物工業協同組合所属 株式会社南雲織物工場（南魚沼市）
◎制作責任者：南雲正則（南魚沼市）
◎原糸：富所商店（南魚沼市）
◎染色：樋熊秀憲（十日町市）
◎製織：根津新一郎（十日町市）
◎仕上：魚沼整染（十日町市）
◎配色：淡茶地濃茶目色　尚、色違い（淡茶地に鼠・淡緑・淡橙／白地に淡茶）もあります。
◎柄：太縞紋様　尚、柄違い（格子）もあります。
◎品質検査：堅牢度検査（対光・洗濯・摩擦）・ホルマリン検査（不使用）・蛍光染料検査（不使用）・アゾ染料検査（不使用）

※のしをご希望の方は下記までご連絡お願い致します。
【お問合せ】発送事業者（織の文化館　塩沢つむぎ記念館　TEL：025-782-4888）

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