安政4年創業!胡麻油の老舗「岩井の胡麻油株式会社」
横浜市神奈川区の臨海部に本社兼工場を置く「岩井の胡麻油株式会社」が創業されたのは、今から160年以上前の安政4年(1857年)のこと。創業以来一貫して搾油業を続けてきた岩井の胡麻油の商品は、伝統製法で手間ひまかけてつくられる至極の一品です。明治26年(1893年)に千葉県佐倉市から神奈川県横浜市に本社兼工場を移し、横浜で胡麻油をつくり続けてきた岩井の胡麻油は、「横浜市の企業」として地域に根付き、親しまれています。関東地方では愛用している方も多い岩井の胡麻油、その品質の素晴らしさと美味しさの秘密をご紹介いたします。
昔ながらの圧搾法でつくる香り高い胡麻油
植物油の抽出方法は、大きく分けると「圧搾法」と「溶剤抽出法」の2種類があります。岩井の胡麻油では、昔ながらの製法である圧搾法を用い、職人さんが手間ひまかけて丁寧に油を搾りだしています。
岩井の胡麻油で焙煎作業を手掛けている職人さんは、胡麻がはじける音や香り、味、色など、五感をフル活用して煎り具合を見極めているのだそうです。微妙な焙煎度合いの違いで味が変わってしまう胡麻油。岩井の胡麻油の職人さんたちは長年培ってきた経験で、デリケートな焙煎作業を日々こなしています。
圧搾法でつくられた胡麻油は胡麻の風味や香味が逃げにくく、胡麻本来の美味しさを感じられます。また、抽出した油は遠心分離機にかけず、上の写真にあるタンクに2週間寝かせてゆっくりと澱と上澄みに分けているのだそう。これも胡麻の風味・香味を逃がさないようにするためのひと手間なのです。効率を重視して作られる調味料も多い今、伝統的な製法でつくられる胡麻油は貴重です。そしてなにより美味しい!
余談ですが、岩井の胡麻油のロゴにある「岩」の字、よく見てみると「一」がひとつ多いことがおわかりになりますでしょうか。大正時代から使われているこのロゴは、一説によると「一口食べたら美味しさの違いが分かる」ということを表すためのデザインなのではないか、と伝えられているのだそうですよ。
味だけじゃない嬉しいポイント盛りだくさんの胡麻油
古くから胡麻油には健康維持や老化防止を期待できる抗酸化作用があると伝えられています。胡麻油を1日1スプーン飲むという健康法もあるのだそう。抗酸化作用と言えばアンチエイジングを目指す方の強い味方!というイメージがありますが、体内の酸化を抑えることは健康を維持する上でもとても重要です。身体が酸性に傾くと疲労を感じやすくなる他、免疫力の低下によってさまざまな病気のリスクが出てきます。それらを防ぐ効果を期待できる胡麻油、日々のお食事に積極的に取り入れていきたいですよね。また、今回取材に応じてくださった岩井の胡麻油・広報担当の渡部さんのお話しによると、胡麻油を作っている職人さんたちはみなさんお肌がとても綺麗なんだとか。胡麻油を直接お肌に塗布することに抵抗のある方もいらっしゃるかもしれませんが、胡麻を焙煎せずに蒸してから搾油する白口の胡麻油にはほとんど香りがなく、スキンケアに使用するのにもおすすめです。毎日の生活に胡麻油を取り入れれば、身体の中からも外からも健康に美しくなれるかもしれませんね。なお、飲用する場合は一日大さじ2杯までが目安だそうですよ。
フレッシュな美味しさを楽しむための保存法とおすすめの調理法
菜種油やエゴマ油などに比べ、酸化しづらい性質のある胡麻油ですが、やはり開封し空気に触れた時点から酸化が進みます。油の酸化は酸素に触れることの他、熱や光によって進むため、棚の中など直射日光の当たらない冷暗所での保管をおすすめします。また、開封後はなるべく2ヵ月以内で使い切ることを目途としましょう。
胡麻油を使った料理の代表格と言えば中華料理ですが、実はドレッシングとしてサラダにかけても、オムレツやジャガイモのガレットなどの洋食に使ってもマッチする万能選手なんです。夏場にはお蕎麦や素麺のつゆに入れるのもおすすめですよ。そのまま食べても炒め油や揚げ物に使ってもOKな胡麻油、可能性は無限大です!
豊富な商品ラインナップ
一口に「胡麻油」と言っても、「濃口」や「白口」など種類によって、風味や香り用途が変わってきます。岩井の胡麻油には胡麻特有の香りを強く感じられる「濃口」から、揚げものなどに適している香りの少ない「白口」、胡麻の香味と旨味がほどよく感じられる「金口」の他、辣油や黒胡麻油、練り胡麻など、豊富なラインナップがそろっています。他社さんの商品では「薄口」と表現されることの多い胡麻油を敢えて「金口」としているのは、「金メダル級に美味しい!」という自信の表れなのだそう。
また、定番商品に加え、横浜山下公園正面にある老舗ホテル「ホテルニューグランド」の引き出物用として作っている「祝の胡麻油」や、横浜地方の取扱店でしか手に入らない「横浜シリーズ」といった限定商品もあるそうです。
そんな中、岩井の胡麻油がふるさと納税返礼品に出品しているのは「岩井の胡麻油ギフトセット(3種計3本)」です。セット内容は、大正時代から変わらないレトロ可愛いパッケージの定番商品「金岩井純正胡麻油青缶800g」と、岩井の胡麻油本社から見える横浜の景色がラベルとなっている「横濱純正黒胡麻油140g」、「横濱胡麻辣油55g」の3本。実のところ岩井の胡麻油の辣油は絶品で、一番リピート率が高い商品なのだそう。横浜らしいパッケージも可愛く、プレゼントとしても喜ばれること請け合いです。
こだわりのポイントを紹介
昔ながらの製法を守り、手間ひまかけて丁寧に抽出した胡麻油です。胡麻本来の風味や香味を感じられる岩井の胡麻油は、サラダのドレッシングとして生のまま食べても、炒め物や揚げ物に使っても美味しく、どんなお料理にも使える万能油となっています。
私たちが作っています
長年胡麻油作りに携わってきた職人が、五感を使って胡麻の煎り具合を調整し、丹精を込めて抽出しています。
こんなところで作っています
明治時代から、物流面でも優れている横浜市神奈川区の海に面した場所にある本社兼工場にて、胡麻油を作り続けています。
この時期がおすすめ!
身体の健康にも美容にも効果が期待できる胡麻油は、季節を問わず年間を通して食べていただきたい食品だと思っております。
私たちの想い
「横浜と言えば岩井の胡麻油」と言われるような企業を目指しております。また、工場へのトラックの出入りや、時には胡麻の匂いが周囲に漂ってしまうことに理解を示してくださっている地域の方々に、少しでも貢献できるような企業であり続けたいと思っております。
ふるさと納税でこんな素敵な変化が生まれています!
ふるさと納税を通して、関東以外の地域の方にもご注文いただけるようになりました。今はじわじわと全国にお客様が広がっている実感があり、嬉しく思っております。