これまでの筆業界にはなかった着目点で新たなマーケットを作り、躍進を続ける晃祐堂ですが、それはあくまで書道筆作りで築き上げた卓越した技術があってこそ。「熊野で書道筆も化粧筆も作っている会社って実は珍しいんです。筆といっても2つの筆の作り方は工程数一つとっても全く別物なんです。だから大体はどちらかに集中している。でもうちは書道筆を作りつつ、化粧筆も作っている。しかも書道筆ならではの高度な技術を流用することで、書道筆のクオリティに近い化粧筆を作れているという点が、多くのお客様に評価されているのだと思います」
「心地いい」をいかにつくるか。機械の力を上手に借りながら、最後は人の目と卓越した技術によって品質をまもる。それが創業以来、晃祐堂がこだわり続けるポリシーです。