素材にこだわった極上の生チョコレート
栃木市北東部に位置する東武日光線「新栃木駅」から徒歩2分。お店が軒を連ねる一角に、今回ご紹介する「【訳あり】生チョコ1kg」を作る「チョコレートバー R」があります。
返礼品の「【訳あり】生チョコ1kg」は、カカオ(250g×2)と抹茶(250g×2)」の2種類。いずれもマレーシア産のカカオ、北海道産の高級生クリームや上質なバターをふんだんに使用。苦味と甘みのバランスがちょうど良く、クリーミーで口溶けの滑らかな生チョコです。全国から注文がくるという人気の生チョコを作っているのは、洋酒を知り尽くしたプロのバーテンダー。どんな味わいなのか、ぜひ確かめたいと、お店にお邪魔しました。
お酒がずらりと並ぶ、黒を基調としたおしゃれなバー
黒いシックな外観が目を引く「チョコレートバー R」は、黒を基調としたおしゃれな雰囲気の店内。カウンターの前にはお酒がずらりと並び、まさにお酒を楽しむバーそのものです。ではなぜバーで、生チョコレートを作っているのでしょうか。早速、オーナーでバーテンダーの根本亮之進(ねもと りょうのしん)さんにお話を伺いました。
お客様の声に応えていたら、いつしか看板メニューに
元々、バーテンダーとして勤めていた根本さん(写真左)。20年前、「お酒に合う生チョコをおつまみにしたい」と、ネットなどで調べて作り方を習得し、お店で出したところ大好評でした。そこで16年前、自身のバーをオープンする際も、手作りの生チョコレートをメニューに加えたそうです。
当初、生チョコはバーを訪れるお客さんに洋酒のおつまみとして提供していましたが、次第に「持ち帰りたい」という要望が増えました。さらに、ネット販売を始めたところ、口コミで少しずつお客さんが増え、いつしか全国から注文がくるほどに。妻・由加里(ゆかり)さんとすべて手作業で生チョコを作っているため、今では本業のバーよりも生チョコ作りに忙しい毎日です。
材料や作り方、こだわりが凝縮した生チョコ
お客さんに大好評の生チョコには、根本さんのこだわりが詰まっています。材料のチョコレートには、カカオ52%と80%の2種類を配合。苦味と甘味が絶妙なバランスになっています。また、乳脂肪分47%の北海道産生クリームと上質なバターで濃厚なコクを出し、丁寧に混ぜることで滑らかな口当たりに。根本さんは「何度も試作を重ねて、お客さんにも味見をしてもらい、たどり着いた味です」と話します。
お客さんからは、「甘さ控えめながら、滑らかで食べ応えのあるチョコレートです」「口に入れるとふわっとカカオの香りがして、やみつきになります」「滑らかに溶けていく口どけは、手作りならではですね」といった声が寄せられ、リピーターも多いそうです。
カカオと抹茶の豊かな風味となめらかな食感が特徴
返礼品の生チョコレートは「カカオ」と「抹茶」の2種類。見た目にも美しい生チョコレートの味わいはというと…固すぎず、柔らかすぎない丁度いい食感。「カカオ」を口に含むとふわっとその風味が広がり、チョコが滑らかに溶けていきます。甘さが控えめなので、コクがありながら、さっぱりとした余韻です。
鮮やかな黄緑色の「抹茶」は京都産の宇治抹茶をたっぷり使用。「“抹茶感”がすごいですねって言われます」という根本さんの言葉通り、一口、食べると抹茶の風味、香りで満たされます。生チョコの新たな魅力を教えてくれる、抹茶好きにはたまらない一品です。
洋酒、日本酒のお供だけでなく、自分へのご褒美に
生チョコは、ウイスキーやブランデー、ワインのほか、日本酒のお供にぴったり。さらに、「お酒を飲まない方も、自分へのご褒美にぜひ、味わっていただきたいですね」と根本さん。生チョコは冷凍で届くため、冷蔵庫で3時間ほど解凍したあと、常温で数分置いてから食べるのがおすすめです。
新たなフレーバーの生チョコが続々登場
「失敗作は数え切れないほどありますね」と話す根本さん。由加里さんと2人で、さまざまなフレーバーに挑戦しながら、新しい生チョコを開拓しています。現在、根本さんが作っている生チョコは15種類。アルコール入りのほか、春は桜、夏は塩レモンピール、冬は栃木特産のイチゴを使うなど、季節限定のチョコも登場。日々、生チョコの新たな魅力を発信しています。
手作りならではの滑らかな食感、絶妙な味のバランス、奥深いコク。「おいしい生チョコを味わってもらいたい」というプロのバーテンダーの思いが込められた生チョコは、まさに至福の味わいです。「チョコレートバー R」が広げてくれる生チョコの世界。新たな生チョコとの出会いにワクワクしています。
関東支部(栃木県栃木市担当) / 斎藤 里香(さいとう りか)
群馬県桐生市在住。北関東と埼玉を中心に取材・執筆活動をしています。一番、大切にしたいのは、人々の「思い」です。いろいろな「コト」や「モノ」に携わっている人々の“代弁者”として、頑張っている姿、その根底にある思いなどを多くの人たちに伝えることができたら嬉しいです。
秋の栃木市は太平山(おおひらさん)がおすすめ。鮮やかに色づいた木々たちが、見事な紅葉ショーを見せてくれます。