緑豊かな自然が今なお残る鎌倉の奥座敷、鎌倉山
鎌倉市の笛田、手広、七里ケ浜、極楽寺と接する標高約100mの丘陵地帯である鎌倉山。春には桜が咲き誇り、緑豊かな自然が今なお残る鎌倉山は、古くは別荘地として開発され、多くの著名人が暮らした山として知られています。主要な道路に沿って約3kmにわたる桜並木は、「かながわ花の名所100選」に選ばれています。
しっとり落ち着いた雰囲気の「ローストビーフの店鎌倉山」
そんな鎌倉山に本店を構えて今年で創業50年を迎えるのが、「ローストビーフの店鎌倉山」。お店に向かうと、手前に門があります。門をくぐって玄関まで、背の高い杉や桜の木が並ぶ長いアプローチが続き、景色をゆっくりと楽しみながら歩きます。高いビルがなく空が広くて、鎌倉の山側を丸ごと見下ろすことができる風通しのいい風景が広がります。
昔は別荘だったという店舗は、当時の面影そのままにクラシックで落ち着いた雰囲気。建物は戦前のもので古い木造ですが、手入れが行き届いており、今でも風格があります。そんな店内で、ローストビーフをはじめとする極上のお料理を堪能することができるのです。
ローストビーフ専門店の作る、こだわり商品
今回ご紹介する返礼品は、「国産牛ビーフシチュー」。大きくカットされた国産牛肉がごろごろ入った本格ビーフシチューは、「ローストビーフの店鎌倉山」のシェフが監修したオリジナルのレトルト商品です。特製デミグラスソースにたっぷりと赤ワインを加えてじっくり煮込むことで、牛肉の風味、うま味、ソースのコクをたっぷり感じる、まろやかで深みのある究極の味に仕上がっています。
袋のまま熱湯で5~6分温めて、簡単にお召し上がりいただけます。賞味期限も1年ありますので保存食にもおすすめ。本格的な老舗の味を、ぜひご自宅でお楽しみください。
料理人がもてなすレストラン
「ローストビーフの店鎌倉山」の店長である菅野さん(写真右)、料理長である渡邊さん(写真左)にお話を伺いました。15年以上もお勤めになっているという、ベテランのお二人です。
「静かな住宅地の中にあって、ゆったりした空間で、田舎に遊びに来たような雰囲気でしょう」と渡邊さん。窓から見渡せる美しい庭園と、どこか懐かしくラグジュアリーな雰囲気の内装や家具。まるで小旅行に来たような気分が味わえます。席の間隔もゆったりと広くとられているので、隣席を気にすることなく安心して食事を楽しむことができます。
「最近は、小さい頃に家族で食事に来た、という方が多いですね。世代が一周している感じがします。当時を懐かしみながら、時には三世代で、食事を楽しんでいただいています」。かく言う渡邊さんも鎌倉の出身。小さい頃から「ローストビーフの店鎌倉山」の存在はよく知っていたそうです。
「このお店が、ご家族で集まれる空間であったらいいなと思いますね。節目節目で使っていただけるようになれば、嬉しい限りです」。家族のお祝い事や季節行事、婚礼などで使われるお客様が多いといいます。
そんな特別な空間を演出しているのは、内装や家具だけではありません。お客様をお迎えするのは、コックコートを着用したシェフたち。「ローストビーフの店鎌倉山」のシェフたちは、キッチンでの調理はもちろん、店内のサービス、店の掃除に至るまですべてこなしているそうです。自分が作った料理を、自らお客様にご提供することが当たり前。まさに、ここは、料理人がもてなすレストランなのです。
フロアを颯爽と歩くシェフの姿はかっこよく、非日常感もあります。「自ら食材を調理しているわけですから、お客様にも自信を持ってお出しできるし、ご説明できます。やっぱり『おいしかった』とか『また来ますね』とか言われることが一番嬉しいですね」。
こだわりのお肉を使ったこだわりの料理
料理のメインはもちろん、創業時から変わらずローストビーフです。ですが、オードブルなどメイン以外の料理については、旬の食材を楽しんでいただけるよう季節毎にメニューを変えているのだそうです。他にも、お肉の懐石料理など、新メニューも開発中だとか。「これだけいいお肉を使っているんで、ローストビーフ以外にもいろいろな味や調理法で楽しんでいただきたいと思っています」。
この1年で、持ち帰り商品も充実しました。一つのお膳にこだわり料理の数々を詰め込んだ、「特製ローストビーフ鎌倉山膳」。そのほか、塊でお持ち帰りいただけるローストビーフ、黒毛和牛がゴロゴロと入ったミートソース、カレー、佃煮まで揃います。おもてなしの心はそのままに、ご自宅で鎌倉山を感じていただけるメニューを多数、用意しています。
長く愛される国産牛ビーフシチューを自宅で楽しんで
そんな「ローストビーフの店鎌倉山」のシェフたちが開発した「国産牛ビーフシチュー」。13年ほど続く、ロングセラー商品だそうです。その特徴は、なんといってもお肉の大きさ。
「リピート率のかなり高い商品となっています。お一人でいくつも購入されて、お土産として配るような方もいらしたり。味の評価、満足度が抜群に高い商品ですね」。毎日の食卓を、ちょっと手軽に、ちょっとリッチに。愛され続ける『国産牛ビーフシチュー』の味を、ぜひご自宅で楽しんでみてください。
関東支部(神奈川県鎌倉市担当) / 庄司賢吾(しょうじ けんご)・真帆(まほ)
神奈川県逗子市在住。夫婦で土曜日だけの珈琲店「アンドサタデー」を営む傍ら、逗子・葉山を拠点に編集社としてライティングや撮影、企画などの活動をしています。記事を通して、事業者さんの人柄や温かみをお伝えしていきたいと思っています。
海と山、自然の豊かさはもちろんのこと、魅力的な人や心高鳴る素敵なお店がたくさんある鎌倉が大好きです。