料亭 河文 会席料理ディナーペアチケット

日本の三大都市のひとつ 愛知県名古屋市

名古屋と聞いて、何を思い浮かべるでしょうか？日本三大都市のひとつとされ、たくさんの人々が行き交い、多くの歴史、食、文化、技術が生まれてきた土地。その全ての要素が詰まった料亭が、この街にはあります。

金のしゃちほこで有名な観光名所・名古屋城から、南に歩くこと約15分。愛知県名古屋市中区の魚の棚（うおのたな）通りにある「料亭 河文」は、名古屋で400年以上続く老舗の料亭です。

今回ご紹介する名古屋市のお礼の品は、この料亭 河文で会席料理を楽しめるディナーペアチケット。名古屋の歴史ある料亭で、熟練の板前が一皿一皿丁寧に盛り付ける料理の数々を五感で堪能し、大切な人ととっておきのひとときをゆったりと過ごすことができます。

名古屋最古の料亭 河文

料亭 河文は名古屋で最も古い料亭で、その歴史は初代当主・河内屋文左衛門（かわちやぶんざえもん）が、元禄年間に名古屋市中川区から現在の魚の棚に移転して料理屋を開業したことから始まりました。魚の目利きが素晴らしかったことから、尾張徳川家をはじめとする時代の重鎮に愛され、現代でも会食や接待、結婚式などの宴席で名古屋市民に広く利用されている著名な料亭です。

登録有形文化財で触れる河文の哲学と美学

敷地内に足を踏み入れた瞬間に感じられるのは、江戸時代から続く長い歴史と伝統による静謐さと重厚さ。ここでしか体感できない特別な空気が漂っています。建物の母屋は、名古屋屈指の劇場・「旧御園（みその）座」の設計を手掛けた建築家の篠田進と川口喜代枝による数寄屋建築で、2004年には国の登録有形文化財にも指定されています。緑が美しく映える坪庭からも、自然との調和を重んじて形作られていることがわかります。

近代建築の巨匠・谷口吉郎が手掛けた「水鏡の間」は、河文の顔と言っても過言ではない格式高い部屋。大きな窓からは、緑が眩しい日本庭園、そして水面に反射する光や木々の揺らぎが美しい水鏡を望みながらお食事をすることができます。2019年にはG20外相主催夕食会の会場に選ばれるなど、国賓の会食に幾度となく使用されていることからも、河文が名古屋を代表する上質な料亭であることがうかがえます。

美しい器と目で味わう会席料理

そんな料亭 河文で楽しめるのは、滋味溢れる会席料理。部屋に設えられた季節の花と、代々受け継がれてきた上質な器たち、そして美しく盛り付けられた料理をじっくり五感で味わうのが会席料理の楽しみのひとつとされています。

海の幸を中心に、新鮮な旬の食材によって彩られた一皿は、まるで器の中に広がる小さな芸術。目の前で繰り広げられる一品一品が、その時々の四季を私たちに感じさせてくれるようです。

板前が趣向を凝らした一品に舌鼓を打つ

毎月変わるという献立は、旬の食材、そして長年の経験を積んだ板前たちによる繊細な技術と創造力の結晶。口だけでなく目でも楽しんでもらえるように、初代から伝わる伝統や様式を引き継ぎつつも、現代に合わせた味や季節感を日々追求し続けています。

400年紡いできたおもてなしの心

心をこめた料理、隅々まで行き届いた給仕はもちろんのこと、この場所でお客さんに貴重な時間を過ごしてもらえるよう一番大切にしていることは、おもてなしの精神。お客さんや季節に合わせて、またお祝いの席ではその用途に沿った掛け軸や花を設え、お椀の柄を鶴の模様にする…それはすべて昔から大切にしてきた料亭としてのおもてなしの在り方であり、河文の心とも言えるもの。4世紀という長い時の中で、伝統を代々守り続けて今の料亭 河文があります。

「ディナーペアチケットは、父の日や母の日、還暦のお祝いなど、親御様へのちょっとした感謝を伝える機会にぴったりかと思います。仲居がしっかり最初から最後までお手伝いさせていただくので、ご自宅のようにゆったりとくつろいでほしいですね」。支配人の吉岡さんがそう話すのを聞いて、日頃は伝えられない思いや感謝の気持ちを、心のこもった時間に変えて大切な人にプレゼントする…そんな素敵な情景が目に浮かびました。きっとお客さんが楽しむのは、料理や空間だけでなく、一緒に訪れる方との何物にも変えられない時間なのでしょう。