ワーケーションin徳島「脇町うだつの町並み」（1週間）

“うだつが上がる”商人の町でワーケーション体験

みなさんは、ワーケーションに行ったことはありますか？ ワーク（仕事）とバケーション（休暇）を同時にやっちゃおうというワーケーション。リモートワーク全盛とも言える今の時代ですから、行ったことはなくとも興味がある人は多いのではないでしょうか？ そんなアナタに朗報。ふるさと納税の返礼品として、「ワーケーション体験」があるのです！

冒頭の写真はそのワーケーション体験の舞台となる徳島県美馬市脇町「うだつの町並み」と呼ばれるエリアです。ここはいわゆる観光地なわけですが、ワーケーションでぜひ訪れて欲しい理由があります。そもそも「うだつ」とは何か。

「うだつ」というのは、切妻屋根の両端に設けられた独立した小さな屋根のことです。このうだつを掲げるにはかなりの費用がかかるため、古くから成功者の象徴として認識されてきました。家にうだつが上がっているから成功者。だから、有名な「うだつが上がらない」という言葉はあまり上手くいっていない人のことを指します。つまり、脇町の「うだつの町並み」はかつて商人の町として栄えた場所だったのです。ワーケーションで仕事をするにはとっても縁起が良い場所だということ。

かつての活気を取り戻すため、そして100年先の未来へ残すため

この場所でのワーケーション体験を提供してくれるのは株式会社MIMAチャレンジ。空き家を始め、有効活用されていない地域資産を生かすことで脇町の活性化に取り組んでいる会社です。同社の翠大知（みす・だいち）さんは「わたしたちの祖先が代々受け継いで、現代まで完璧な形で残し続けてきたうだつの町並みを、事業活動を通じて祖先の方々の思いとともに100年後の未来の子どもたちのために残したい」と事業の想いを話します。

築150年の古民家があなたのオフィスに

うだつの町並みには、歴史ある建物が多く並んでいますが、今回のワーケーション体験でオフィスになるのがこちらの古民家です。築150年ながら、ほとんど改装をすることなく、昔のままの状態で残っています。取材日は6月ながら「真夏か！」というほどに暑い日でしたが、室内は驚くほど涼しく快適。土壁の効果で、嫌な湿気もありません。もちろんwi-fiは爆速で「ネットさえあれば」という人なら何の不自由もなく仕事することができます。何より、この非日常な空間で過ごす特別感…！ ここで仕事をすれば、いつもと違うアイデアが生まれてきそう。実際、利用者にはクリエイター系の仕事をしている人も多いみたいですよ。

仕事に疲れたら、周辺には古民家を利用したカフェやレストラン、雑貨店などがあるので、気分転換に散策してみましょう。地元の郷土料理「そば米雑炊」が食べられるお店もありますよ。

うだつの町並みには人に慣れた猫がいっぱいいるので、散策しているとこんな可愛いニャンズに出会えるかも!? 猫好きにはたまらない癒しです。

川遊びでバケーションも満喫！

ワーケーションですから、もちろんバケーションの方も楽しまなきゃいけません。 おすすめは「日本一の清流」と言われる穴吹川での川遊びです。美馬市を流れる吉野川水系の河川は、日本一と言うのが大げさなキャッチコピーではなく、国土交通省の水質調査で何度も「日本で一番きれいな」水だと評価されています。しかも、比較的標高の低い場所を流れているので、水温が高め。川遊びでありがちな「冷たっ！」というのがないのです。流れも緩やかなので、子どもがいても安心。キャニオニングなんかも、とっても楽しいですよ。

そんな絶好のスポットですから、夏には川遊び客でいっぱいになります。でも少し上流の方に行けば、人の少ない穴場もたくさん。景色も水質も最高な穴吹川で思いっきりバケーションしてみてください。

古民家イタリアンと古民家宿で癒されタイム

遊んで働いて、疲れ切ったら、夜はうだつの古民家で身体を休めましょう。返礼品には、うだつの町並みにある古民家イタリアン「PUNTA」のお食事券2800円分、同じくうだつの町並みの古民家宿「Paysage MORIGUCHI」（ペイサージュ モリグチ）の宿泊券1万円分が含まれています（6万円の寄付の場合）。

PUNTAで本格イタリアンを味わったあとは、Paysage MORIGUCHIへ。この古民家宿の空間がこれまたすっごいのです。1881年築造の威風堂々とした佇まいの良さは残しつつ、リノベーションにより高級ホテルのようなスタイリッシュさがプラスされています。