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大自然が作り上げた陸の孤島あらぎ島を訪ねる

紀伊半島の北西部にある有田川町は、全国的にも有名な「有田みかん」の生産地です。
今回は有田川町のさらなる魅力をお伝えするため、町の東側にあたる清水地区に注目。
知る人ぞ知る絶景スポット「あらぎ島」を訪ねるとともに、
実は有田川町が日本一の生産量を誇る山椒が味わえる農園直営カフェをご紹介します。

大自然が作り上げた陸の孤島あらぎ島を訪ねる

紀伊半島の北西部にある有田川町は、全国的にも有名な「有田みかん」の生産地です。今回は有田川町のさらなる魅力をお伝えするため、町の東側にあたる清水地区に注目。知る人ぞ知る絶景スポット「あらぎ島」を訪ねるとともに、実は有田川町が日本一の生産量を誇る山椒が味わえる農園直営カフェをご紹介します。

有田みかんなど季節の農産物が並ぶ直売所

有田みかんなど季節の農産物が並ぶ直売所

 大阪から車で約1時間30分。阪和自動車道・有田ICからすぐの県道沿いにある「JAありだ ファーマーズマーケット ありだっこ」は、有田川町の特産品が並ぶ直売所です。広々とした店内には柑橘類をはじめ、約1300名の生産者から届く新鮮な野菜や花、加工品など4000点を超える豊富な商品がずらり。
 なかでも主力はやはり、有田みかん。例年9月下旬~1月中旬頃にかけて収穫されますが、初物となる極早生(ごくわせ)は爽やかな香りと酸味が特徴で、後半の晩生(おくて)になるほど甘みが強くなるそうです。

〈上〉有田IC・有田南ICや、JR藤並駅からも近くアクセス至便 〈左下〉有田みかんは、和歌山県が誇る地域ブランド 〈右下〉さまざまな品種のみかんがずらりと並ぶ


思わず見惚れる「あらぎ島」の稀有な風景美

思わず見惚れる「あらぎ島」の稀有な風景美

 直売所を出たあと、国道480号を車で走ること約40分。東へ向かうにつれ次第に山深くなり、道中の川辺では落ち鮎を狙う釣り人の姿がちらほら。のどかな山間風景を眺めながら辿り着いたのは、有田川町の清水地区です。
 目指すは全国から写真愛好家が集う絶景スポット「あらぎ島」。こちらは日本の棚田百選のほか、「蘭島(あらぎじま)及び三田・清水の農山村景観」として国の重要文化的景観にも選定された場所です。高鳴る胸を押さえて展望所に向かうとそこには、ユニークなまぁるい形の棚田が!「扇形」とも「舌状」ともいわれるこの形状は、周囲を流れる有田川の侵食作用によって形成されたもの。古文書史料によると、明暦元年(1655)に笠松左太夫という地元の大庄屋が新田開発を行ったとされており、現在も6軒の農家さんが協力して耕作しています。
 取材に訪れた9月上旬はちょうど、黄金色の稲穂が揺れる実りの季節。眼下に広がる絶景に、思わず夢中でシャッターを切りました。

〈左上〉あらぎ島内への立入りは禁止されているが、川の対岸にある展望所から全景を見渡せる 〈左下〉稲刈りは例年9月上旬~10月上旬にかけて行われる 〈右〉田植えの時期が異なるため、緑の稲と黄金色の稲がまるで自然のパッチワークのよう

 あらぎ島の風景は、四季の移ろいとともに刻々と変化します。例年、5月中旬頃には水を入れた田んぼに青空が写り、まるで美しい水鏡のよう。田植えを行ったあと、夏の間は鮮やかな緑の稲がすくすく育ち、やがて黄金色に輝く実りの季節が訪れます。10月上旬頃までにすべての田んぼで稲刈りを終えると、冬には真っ白な雪が降り積もり、そしてまた翌年の春には田起こしが始まる……そんな巡り巡る季節と、遥か昔から繰り返されてきたであろう人々の営みを目の当たりにすると、思わず深い郷愁に駆られます。
 また、あらぎ島では毎年9月6日に、竹灯篭を使った「キャンドルライトイルミネーション」を開催。さらに春先には、普段は立入り禁止のあらぎ島内に入ることができる「棚田ウォーク」も実施しています。こうしたイベントもぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

〈左〉青空のもと緑のじゅうたんが波打つかのような、爽快な夏景色 〈右上〉あらぎ島を中心とした山間地に、冬はしんしんと雪が降り積もる 〈右下〉幻想的な風景が浮かび上がるキャンドルライトイルミネーション (写真提供 有田川町)


日本一の生産量!山椒の農園直営カフェへ

日本一の生産量!山椒の農園直営カフェへ

 絶景を堪能したあと向かったのは、あらぎ島から車で約10分の場所にある「かんじゃ山椒園」です。有田川町がみかんの生産地であることは有名ですが、実は山椒の栽培も盛ん。全国収穫量の約6割を占める和歌山県のなかでも、有田川町は随一の生産量を誇ります。
 「有田川町特産の“ぶどう山椒”は、緑のダイヤとも呼ばれる最高級品。手摘みをして種や葉を丁寧に選り分け、石臼で挽くなど手間ひまが掛かりますが、良質な香りや味わいを保つためには欠かせません」。かんじゃ山椒園を営む永岡さんご夫妻は、そんな山椒のおいしさと魅力を伝えたいとの想いから、週末限定で「田舎cafeかんじゃ」をオープン。山椒の木や田畑に囲まれた自然豊かなカフェで味わう山椒料理とは、いったいどんなメニューなのでしょうか。

〈上〉カフェは奥さんの永岡初美さんと、地元のお母さんたちで営む 〈左下〉山道の途中にある木の看板が目印 〈右下〉店内は2階まで吹き抜けのログハウス風。テラスに続く窓からは山並みを望む

 山椒といえばウナギにかけたり佃煮にしたりするのが定番ですが、カフェのメニューを開くと、そんな既成概念にとらわれない山椒料理がいっぱい。黒胡椒の代わりに山椒をきかせたカルボナーラや、山椒を中心に8種のスパイスで仕込むスープカレー。さらにはなんと、山椒を使ったスイーツまで!
 「おすすめは自家製の山椒ジャムを添えたチーズケーキ。意外に思われるかもしれませんが、山椒と乳製品は相性抜群なんですよ」と永岡さん。さっそく注文していただくと、レアチーズケーキのふんわりとろける甘さを、山椒ジャムがさっぱりと引き立てており、爽やかな香りの余韻もクセになりそう。目の前に広がる農村風景を眺めながら、山椒料理を心ゆくまで堪能しました。

 絶景のあらぎ島や山椒料理など、有田川町の知る人ぞ知る魅力を発掘できた今回の旅。すでにご存知だった方も、初めて知ったという方も、ぜひ実際に有田川町を訪れてその魅力を体感してみてください。
(2018年10月)

〈上〉山椒ジャムのレアチーズケーキ400円。ジャムはほかにも数種から選べる 〈左下〉店内では手摘み臼挽きの粉山椒4g346円をはじめ、山椒味噌や佃煮、水煮なども販売 〈右下〉山椒の水煮をトッピングしたかんじゃ風ペペロンチーノ1000円。お好みで青・赤の粉山椒をかけて召し上がれ

貴重な廃線跡を活用! 乗車体験が人気の鉄道公園

貴重な廃線跡を活用! 乗車体験が人気の鉄道公園

「有田川鉄道公園」は、平成14年(2002)に廃線となった旧有田鉄道・金屋口駅舎の周辺を整備した鉄道公園。かつて運行していた「ハイモ180」など3両を動態保存していて、土・日曜、祝日を中心に乗車体験100円を実施しています。園内の鉄道交流館にある、有田川町の風景を切り取った精巧なジオラマにも注目。

乗車体験には「ハイモ180」や「キハ58」などを使用

ジオラマではNゲージ鉄道模型を走らせて遊ぶこともできる(15分300円~)

SPOT LIST

JAありだ ファーマーズマーケット ありだっこ(JAありだ ふぁーまーずまーけっと ありだっこ)

【電】0737-53-1311【住】和歌山県有田川町土生33-1【交】JR藤並駅から車で5分【時】9~18時【休】無休(1月1日〜1月6日は休み、ほか臨時休あり)【P】88台

あらぎ島(あらぎじま)

【電】0737-52-2111(有田川町産業振興室)【住】和歌山県有田川町清水【交】JR藤並駅から車で50分【料】【時】【休】展望所は周辺自由【P】20台

かんじゃ山椒園・田舎cafeかんじゃ(かんじゃさんしょうえん・いなかかふぇかんじゃ)

【電】0737-25-1315【住】和歌山県有田川町宮川129【交】JR藤並駅から車で1時間【時】11~17時【休】土・日曜、祝日のみ営業【P】5台

有田川鉄道公園(ありだがわてつどうこうえん)

【電】0737-52-8710【住】和歌山県有田川町徳田124-1【交】JR藤並駅から車で15分【料】鉄道交流館入館200円【時】10~17時【休】水・木曜(祝日の場合は営業)【P】20台

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