絶景峠の道の駅へ | 北海道美幌町 の旅行レポート

美幌町の観光名所といえば、道東屈指の絶景スポットとして名高い美幌峠。
実はここには、北海道の道の駅スタンプラリー完走者が選ぶランキングで
4年連続「景色がきれいだと感じた道の駅」第1位に選ばれた道の駅があります。
旅人を魅了してやまない絶景と道の駅を目指して、峠の頂上へ車を走らせました。

絶景峠の道の駅へ | 北海道美幌町 の旅行レポート

美幌町の観光名所といえば、道東屈指の絶景スポットとして名高い美幌峠。実はここには、北海道の道の駅スタンプラリー完走者が選ぶランキングで4年連続「景色がきれいだと感じた道の駅」第1位に選ばれた道の駅があります。旅人を魅了してやまない絶景と道の駅を目指して、峠の頂上へ車を走らせました。

カルデラ湖と山々が織りなす雄大すぎる景観

カルデラ湖と山々が織りなす雄大すぎる景観

 美幌町は北海道の東部、オホーツク海から30kmほど内陸に位置する、のどかな農業の町です。目的地の美幌峠までは、町の中心部から車で約30分。道の駅の駐車場に車を止め、まずは施設よりも少し高所にある「美幌峠展望台」へ向かいます。
 標高525mの展望台まではややきつい坂道ですが、その途中でも広々とした眺望が楽しめ、いやが上にも頂上からの景色に期待が高まります。息を切らせて登ること5分、頂上へ到着。そこには、雄大という言葉では足りないほど大スケールな絶景が待っていました。眼下には日本最大のカルデラ湖・屈斜路湖が静かに湖水をたたえ、視線を上げれば遠くに斜里岳や摩周岳の山々が……。その美しさに、思わずため息がこぼれます。

〈上〉屈斜路湖を見下ろす絶好の場所にある。天気がよければ知床連峰まで一望できる 〈左下〉頂上展望台までは遊歩道が整備されている 〈右下〉雲海が発生するのは主に早朝~朝。運が良ければ神秘的な景観に出合える


絶景の道の駅では地元グルメ&買い物も

絶景の道の駅では地元グルメ&買い物も

 心洗われるような絶景を楽しんだあとは、展望台の下にある「道の駅 ぐるっとパノラマ美幌峠」へ。1階はご当地食材が味わえるレストランと北海道・美幌町の特産品を販売する美幌峠物産館で、2階が展望所兼休憩所となっています。ここの展望所の眺めもすばらしく、「毎日通っている私も、いまだに美しさにハッとしますね」とは、物産館支配人の平田政二さん。窓一面に広がる真っ青な屈斜路湖は、窓枠を額縁とした風景画のようです。
 「緑の季節はもちろん、白一色に染まる雪景色も本当にきれいです。気象条件次第で雲海が見られますし、夜の満天の星空もステキですよ」。

〈上〉道の駅2階の窓から望む屈斜路湖 〈左下〉「自慢の絶景を楽しんで下さい」と物産館支配人の平田さん 〈中央下〉広々とした2階の休憩スペース 〈右下〉標高493mの高所に立つ道の駅

 1階のレストランでは、カレーやそばなどの定番から、イクラ丼、カニ飯、豚丼などの北海道グルメまで、約40種のメニューが味わえます。オホーツク海が近いだけあって、峠の頂上にありながら魚介系も充実。
 なかでもオススメという「ほたてラーメン塩味」を食べてみると、ぷりっぷりのホタテのおいしさにビックリ! 刺身でも食べられるオホーツク産の生ホタテはうま味も甘味も濃厚。さらに麺は美幌産小麦を使った中太縮れ麺で、まさに美幌・オホーツクの幸が詰った一杯です。
 またもう一つ、外せない名物グルメが、美幌産ジャガイモ「キタアカリ」で作るあげいも。ジャガイモの甘さと衣の香ばしさがよく合い、ラーメンのあとでもペロリと食べてしまいました。

〈左〉ほたてラーメン塩味1500円(手前)と、道東産サンマのさんまかばやき丼700円 〈右上〉あげいも350円と、熊笹粉末をブレンドした熊笹ソフト300円 〈右下〉美幌産豚を原料に、地元産米麹と塩で製造した魚醤ならぬ“豚醤”のまるまんま60g668円など、美幌の特産品を販売


ドーム天井の日帰り温泉でゆったりリラックス

ドーム天井の日帰り温泉でゆったりリラックス

 絶景とグルメに大満足して美幌峠をあとにし、続いて向かったのは「美幌町交流促進センター 峠の湯びほろ」。平成8年(1996)に開業した、日帰り専用の温泉施設です。
 浴場はデザインが異なる「鹿の湯」と「いちいの湯」の2つがあり、男女日替わり。敷地内の源泉から引く温泉は植物性モール泉で、肌がしっとりなめらかになる美肌の湯と評判です。温泉浴槽のほかに、甘草や桂皮、当帰など10種類の生薬を漬けこんだ「漢方薬湯(薬仁湯)」があり、このお湯を目当てに足を運ぶ常連客も。
 浴場の天井は丸太材を梁に使った大きなドーム屋根で、温泉に浸かりぼんやり天井の木組みを眺めていると、心も体もふんわりほぐれていきます。ふ~っ、極楽極楽。

〈左上〉冷え性や肩こりなどに効能があるという漢方薬湯(薬仁湯)の浴槽 〈左下〉美幌市街と美幌峠を結ぶ国道243号沿いに立つ 〈右〉鹿の湯の内湯。きれいに組まれた天井の丸太はかなりの存在感

 内湯には温泉の主浴槽のほか、ジェットバスや気泡湯、打たせ湯、ドライ・ミストサウナがあり、屋根付きの露天風呂も備えています。館内には自由に使える休憩室やレストランがあり、湯上りにのんびり過ごせるのも魅力。ちなみにレストランでは、少し太めのそばに揚げたての天ぷらが付く「天ざるそば」が人気なのだとか。

 屈斜路湖の壮大な絶景に心を震わせ、オホーツクの味覚を楽しみ、ドーム屋根の温泉でゆったり疲れを癒す。そんな幸せに満ちた休日を過ごしに、美幌町を訪ねてみませんか。
(2018年10月)

〈上〉木の壁の目隠しがあるものの、開放感ある露天風呂 〈左下〉レストランの天ざるそば1000円。ほか、定食やカレー、丼物など豊富なメニューが揃う 〈右下〉自由にくつろげる休憩室

スイーツマニア垂ぜん! 美幌名物メガ盛りパフェ

スイーツマニア垂ぜん! 美幌名物メガ盛りパフェ

美幌町市街にある「北の珈琲工房 時計台」は、香り高い自家焙煎コーヒーが人気の喫茶店。そしてコーヒーと並んで愛されているのが、通常の2.5倍はあろうかという巨大パフェ「時計台パフェ」です。ソフトクリームだけでも、なんと約18巻き。そこにバナナクレープやシフォンケーキなどがギュウギュウに乗っています。甘いモノ好きならぜひ、挑戦してみてください。

時計台パフェは、このボリュームでなんと750円! 2名で1品だけの注文はできないのでご注意を

しっとり柔らかなヒレカツを挟んだかつサンド750円も人気

SPOT LIST

美幌峠展望台(びほろとうげてんぼうだい)

【電】0152-75-0700(道の駅 ぐるっとパノラマ美幌峠)【住】北海道網走郡美幌町古梅国有林【交】JR美幌駅から車で30分【料】【時】【休】見学自由【P】138台(道の駅)

道の駅 ぐるっとパノラマ美幌峠(みちのえき ぐるっとぱのらまびほろとうげ)

【電】0152-75-0700【住】北海道網走郡美幌町古梅国有林27【交】JR美幌駅から車で30分【時】9~18時(飲食16時LO)、11~4月は~17時(飲食15時LO)【休】年末年始【P】138台

美幌町交流促進センター 峠の湯びほろ(びほろちょうこうりゅうそくしんせんたー とうげのゆびほろ)

【電】0152-73-2121【住】北海道網走郡美幌町都橋40【交】JR美幌駅から車で10分【料】入浴500円【時】10~22時(21時45分受付終了)、レストランは11時30分~14時LO、16時30分~20時(19時45分LO)【休】第2水曜(レストランは火曜も休み)、ほか春と秋に点検休館あり【P】120台

北の珈琲工房 時計台(きたのこーひーこうぼう とけいだい)

【電】0152-72-0020【住】北海道網走郡美幌町大通南1-10-3【交】JR美幌駅から車で5分【時】10時~20時30分(20時LO)※ランチメニューは11~15時(無くなり次第終了)【休】日・月曜【P】7台

ページ先頭へ戻る