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【ナカタハンガー】メンズスーツハンガー/AUT-03 ふるさと納税の返礼品で旅行クーポンをGET! - JTBのふるさと納税サイト [ふるぽ]
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職人が一つひとつ手作りし、日本中のアパレルブランドや高級ホテルのスイートルームで採用されている中田工芸の木製ハンガー。自社ブランド「NAKATA HANGER」の AUT(オーセンティック)シリーズのメンズスーツハンガーは、中央の膨らみと柔らかな曲線が特徴的で、ジャケットをかけたときのフィット感はプロにも高く評価されています。大切な一着を型崩れから守る人気商品です。 誠に勝手ながら2022年4月1日以降の返礼品お申し込み分より商品の金具仕様が変更となります。 【変更前】金具:ホワイトブロンズ(ツヤなしシルバー) 【変更後】金具:クローム(ツヤありシルバー) お客様には何かとご迷惑をお掛けすることと存じますが、何卒ご理解賜りますよう宜しくお願い申し上げます。 ◎中田工芸 1946年、兵庫県北部の豊岡市に創業。70年以上の歴史を持つ日本で唯一の木製ハンガー専門メーカーです。アパレルブランド、百貨店、ホテルなどさまざまな顧客のハンガーをオーダーメイドで製作するほか、自社ブランド「NAKATA HANGER」のアイテムも好評。日本国内だけではなく最近では海外にも販路を広げています。 ◆お問合せ先◆ お礼の品・配送に関するお問い合わせは、 (中田工芸株式会社 TEL:0796-42-1131)までお願い致します。
兵庫県の北部・但馬地域に位置する豊岡市。東で京都府と県境を接し、北は日本海に面していて、冬には豪雪地帯となるエリアです。豊岡の地場産業と言えばカバンが有名で、ものづくりが好きな土地柄。現在日本唯一の木製ハンガーの専門メーカー「中田工芸」もこのまちで創業し、以来70年以上、製品をつくり続けてきました。職人が一つひとつ手作りする同社のハンガーは、日本中のアパレルブランドや高級ホテルのスイートルームで採用され、西日本を走る豪華寝台列車「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」の客室にも置かれています。近年では海外にも販路を開拓。世界で評価され始めている同社の自社ブランド「NAKATA HANGER」のラインナップから「メンズスーツハンガー AUT-03」をお届けします。
首元からのびる曲線と肩先の丸み。木目が美しい艶やかな表面。中田工芸のハンガーは、芸術的と言いたくなるような見事な仕上がりです。「ハンガーの役割は服の型崩れを防ぐこと。人間が着ているように洋服をハンガーにかけられる状態が理想です。そのためには、より人間に近い形を追求することになります。首のふくらみ、肩の厚み、首から肩先へのライン。人間の体には丸みがある。ハンガーはシンプルな形に見えますが、曲線が複雑に入りくんでできているんです。服がハンガーに引っかかったりして布地にダメージを与えてもいけませんので、研磨を重ね、検品も何度も行っています」と代表取締役社長の中田修平さん。機能を重視した結果生まれたのが、この美しい形なのです。
それにしてもこの立体的な形はどうやってつくるのでしょうか?その疑問をぶつけてみると、さらに驚きが増しました。中田工芸にはハンガーの設計図はないのです。「複雑で立体的なフォルムを作り出すのは“型”と職人の技」と中田さん。“型”というのは、ハンガーの曲線を表した木製の道具。特別に、非公開で型を見せていただくと、木の板の一辺が波型にカーブしていますが、ハンガーそのものの形とも違うようです。 「結果的にこのフォルムになるためにはどこをどう削るかというようなことがわかるものです。これを使って、職人が木からハンガーを削り出します。職人の感覚によるところも大きいですね」。ハンガーのデザインが違えば、型も違います。同社でもこの型を作ることができるのは、限られた職人だけです。
創業は1946年。中田さんの祖父、中田敏雄さんが木製ハンガー職人と出会い、ハンガーの製造販売を手掛けるようになったのが始まりでした。豊岡から大阪や神戸までハンガーを売りに出かけて、服を仕立てるテーラーや百貨店との取引にこぎつけます。その後、既製服の時代になり、アパレル産業が興ってくると、業務用ハンガーの需要が拡大。中田工芸もディスプレイ用のハンガーに特化し、技術を磨いてきました。 「お客様にはさまざまなこだわりがあります。その要望にどうやったら応えられるだろうかと、試行錯誤するうちに、私たちの技術力も向上していきました。洋服をきれいに見せることはもちろん、アパレルやブランドの世界観をハンガーで表現しなくてはならないことも。形状、塗装の色、ロゴの入れ方。内装との調和や置いてあるときの姿も大切な要素です」
大きな転機となったのは、2007年。東京・青山にショールームを開設し、「NAKATA HANGER」という自社ブランドを立ち上げました。「インターネットの普及で、一般の方にもハンガーを手に取ってもらう機会が増えてきていました。そこで、何十年にわたって、何百種類、何千種類と作ってきた中から、いくつかを厳選して、自社ブランドをつくりました」。この「メンズスーツハンガー AUT-03」もそのひとつ。「豊かな湾曲、首周りの厚みがある立体的なフォルム。ジャケットをかけたときに、おさまりがよく、洋服のプロに評価されてきた逸品です。大事な場面で身に付けるスーツを預かって、次の場面に備えるのがハンガーの役割です。かけてもらえば、違いが分かります!」と中田さんが力強く語ります。 最近では海外にも進出。経済産業省の「The Wonder 500」(日本が誇るべき優れた地方産品を海外にPRすることを目的としたプロジェクト)にも選ばれていて、欧米やアジアからの問い合わせや注文にも応じています。
取材では、工場も見学させていただきました。削り出し、木材の接着、研磨、塗装と、工程ごとに作業に打ち込み、木と向き合う職人たち。10代から50代まで約40人。ほとんどが但馬地域の人たちです。「ハンガーを作っているのは、この地域でも昔から弊社だけですが、もともと豊岡はカバン製造が盛んなところ。ものづくりが好きで、真面目で、コツコツ作業できる人が多いんだと思います。口より手を動かすような、そういう風土があるんですよ。地域の人がいいものを作ってくれるわけですから、その価値をしっかり伝えるのが私たちの仕事です」と中田さん。
「時間が経つにつれて、味わいが増していくのが木のいいところです。木の持つ温かみによって、気持ちが安らいだり、心豊かになる瞬間があるかもしれない。そういう気持ちにハンガーをきっかけになってくれたらうれしいですね」。出荷されていくハンガーを使ってくれるシーンを、中田さんはそんな風に想像しています。豊岡から、日本各地、そして世界へ―。創業者、中田敏雄の口ぐせは「ハンガーはふくかけだ。服と福をかけるんだ」だったとか。洋服を、暮らしを大切に思い、70年前にスタートしたものづくりの心を受け継ぐハンガー。凛々しくもあるその美しい姿には、そんなストーリーが込められているのです。
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