石塚さんは、祖父の代から続く沼津で唯一の養豚農家の3代目。大学卒業後、養豚先進国デンマークに留学し、養豚業を1年間みっちり学びました。帰国後、家業を継いだ石塚さんは、石塚麦豚をより多くの人に届けるため加工販売を行う直営店を開くことを決意します。言葉にすると簡単ですが、養豚農家が直売所を持つことは非常に難しいというのが業界の常識。しかも、石塚麦豚は通常の養豚農家の約3倍の麦を使用することからコストもかかる。これだけたくさんの壁があると、普通なら心が折れてしまいそう……。しかし、石塚さんは違います。「ほかと同じでは意味がない」をモットーに原料、技術、設備のすべてにこだわった直営店を2013年にオープン。現在でもこだわりの石塚麦豚の生産方法を貫いているんです。
「おいしいものを作り続けられなくなるなら、この仕事を辞める」と言い切る石塚さん。その瞳には、石塚麦豚に対する絶対の自信が宿っています。この人の手から生み出される商品がおいしくないわけがない!相手にそう強く思わせるオーラをまとったこだわりの人。一口食べれば、あなたも石塚麦豚と石塚さんのファンになること間違いなしです!