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職人が作り出す、温かさあふれる伝統ある松本民芸家具をお届けします。 長野県は木材が豊富で、種類も多く良質です。 加えて松本地方は空気が乾燥し風通しが良いため、木材の乾燥に適していて家具作りに最適な地域です。 恵まれた自然の中で生まれた「松本家具」は、昭和49年に、当時の通産省指定の「伝統的工芸品」に、家具の分野では全国に先駆けて、「松本家具」として指定をうけました。 機械化や効率の良さではなく、人が作る、手間をかける良さを大切にし、可能な限り手仕事で職人たちが作り出す民芸家具は、品があり、温かみもあって、どこか懐かしさを感じます。 ●素材 ミズメ(ミズメザクラ)を主要材として、欅、栃、楢などそのすべてが日本国内産の落葉高木によって生産されています。 ●塗装 漆、ラッカー塗装などであり、すべて手塗りにて仕上げられます。 ※受注生産のため最長3ヶ月お時間をいただく場合もございます。
白と黒のコントラストが美しい国宝松本城が優美に構える城下町、長野県松本市。ここには、300年以上の歴史をもつ伝統の技が息づいています。それが、木工家具。森林資源が豊富な長野県において、松本市は古くから木材の管理に適した地域とされ、木材加工業が発達してきました。 木材加工に適した条件は、湿気の少なさや風通しの良さ、日照時間の長さ、そして森から切り出した丸太を運ぶ水運となる川が近くにあること。「盆地で山々から川が流れ込む松本市は気候と地形の条件を満たし、さらに安土桃山時代の松本城建立の際に全国各地から優れた職人が集められたことで、木工の技が地域に浸透していくようになったと言われています」。こう教えてくれたのは、今回ご紹介する松本民芸家具の、池田素民(もとたみ)さんです。
「松本民芸家具」は松本市の木工の伝統の筆頭で昭和23年創業。戦後の動乱期に建材業を営んでいた創業者・池田三四郎が柳宗悦との出会いによって民藝の道にすすむことを決意しました。全国有数の家具生産の伝統がある松本で民芸家具の製作をはじめ、「松本民芸家具」として事業をスタートしました。初期民藝運動の頃にはバーナード・リーチ氏が幾度となく来松。今日の松本ウィンザーチェアは、バーナード・リーチ氏から受けた英国家具の製作指導がその根底にあります。 松本民芸家具が手がけるのは、西洋化する日本の暮らしに合わせてつくられた和風洋家具。一つひとつ職人の手仕事によって仕上げられる確かな作り(堅牢性)と、年を経るごとに味わいを増す変化を愉しむことができる美しい作りが大きな特徴です。どんな場所で作られているのか、工房のある松本市を訪れました。
池田さんが工房を案内してくれました。工房の天井に無数の木型が吊るされる同社では日本の固有種であるミズメザクラを主要材としていますが、ミズメザクラは削りにくく大量生産には向かない木とされてきました。扱いにくいとされる一方で、美しい木目を「人の暮らしを豊かにする家具を作る上で必要な美しさ」と着目。「それに、長く使い続けることのできる家具を作るには、固く、粘り強く、丈夫というミズメザクラの特性は適していたんです」と池田さん。
松本民芸家具の凛々しくも繊細で優美な和風洋家具は、使い込むごとに益々美しく、存在感を増していけるように設計されています。ミズメザクラを主要材に用いた製作は、可能な限り手仕事で。独特な「丸み」や「曲線」は、何十種類もあるカンナで削り出していきます。カンナをはじめとする木工用具も、職人がそれぞれ手作りしているというから驚きです。 丁寧な手仕事で作られた木製のパーツは「ほぞ」で組み上げ、仕上げの塗装もすべて手塗りにて仕上げられます。通常のラッカー仕上げで8回、漆仕上げの家具は13回以上、時間をかけて丁寧に色を重ねていきます。
一つひとつ、職人によって手作りされるからこそ生まれる美しい表情…。使い込むほどに味わいを増し、日々触れているうちに愛着がわく。その人それぞれの生活に馴染んでいく手作りの家具だからこそ、愛し続けることができるものになっていくのでしょう。民藝運動の思想を根底に製作を続ける松本民芸家具が手がけるのは、そんな本物の家具です。
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