壽酒造では、地域とのつながりも大切にしています。壽酒造の製造部長であり、杜氏の富田祐介さんは「私たち造り酒屋は人とのつながりあってこその商いです。地域に開かれた蔵にするために、春の清酒蔵開き、夏のビール蔵開きを20年以上続けてきました。クチコミなどを通じて、1日に800人、1000人というお客さんが酒蔵に訪れるようになるほど毎回、盛況のイベントになりました」と、振り返ります。コロナ禍となった今は形を変え、毎週末に50人限定の「クラノミ」を開催。一時期中止となりましたが、酒蔵の敷地内で自慢の日本酒やビール、焼酎を楽しんでもらえるイベントを続けています。
「お酒にはそれぞれ個性があります。お米の風味を感じたいなら日本酒。端麗辛口を求めるなら、焼酎を。また夏場のクラフトビールも最高です。それぞれの魅力を知ってもらうためにもクラノミを続けていきたい」と、熱く語ってくれました。