恩納村の小さな離島「瀬良垣島」
那覇空港から車で約1時間、沖縄県北部の恩納村は、西側のほとんどが海に面した県内有数のリゾートエリア。抜群の透明度を誇る海には豊かな生態系が育まれ、海岸線沿いは沖縄海岸国定公園に指定されています。
その海岸線から少し沖に浮かぶ小さな離島、瀬良垣島(せらがきじま)に2018年に誕生したホテルが、「ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄」。世界中に多くのホテルを展開する国際的なホテルグループの、国内初となる本格的なリゾートホテルです。
360度海に囲まれたアイランドリゾート
沖縄本島側と海中道路でつながる瀬良垣島は、美しい海や豊かな自然が残る場所。「ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄」はその景観を最大限に生かし、周囲は360度すべて海。島全体がリゾートとしてつくられています。
ロビーに入ると木の格子の間から木漏れ日が注ぎ、大きく開かれた窓からは南国の暖かい風。よくよく見ると、格子は沖縄特有の建築方法を模しており、壁は琉球石灰岩を用いた石壁です。ハイアットならではのスタイリッシュさと沖縄の伝統が融合した、シックなリゾート空間が広がっています。
このロビーから続く客室は全部で343室。すべての部屋にオープンエアのバルコニーが備えられ、客室の向きによって異なる海の景色を味わえる造りになっています。今回ご案内するお部屋は、各階の角に位置する「オーシャンコーナースイート」。数ある部屋の中でも特にオーシャンビューを楽しめるスイートで、部屋のどこからも海を見渡せます。
106平方メートルを超えるオーシャンコーナースイート
オーシャンコーナースイートはリビングとベットルームに分かれており、2部屋を合わせると106平方メートルと広々。リビングには電子レンジ付きオーブンが置かれた簡易キッチンも備えられているので、暮らすようなホテルステイが叶います。
セミダブルベッドが2つ置かれたベッドルームからも海を見渡せ、開放感は抜群。リビング、ベッドルームどちらからもオープンエアのバルコニーにアクセスでき、朝のきらきら光る海から、夕日の沈む海まで、移ろう景色を存分に楽しめます。さらにこのベッドルームの隣りには、海を臨むバスルームも完備しています。
また、こちらの部屋に滞在されたゲストは「リージェンシークラブラウンジ」を利用できます。10:00~20:00まで自由に使える専用ラウンジでは、チェックイン・チェックアウトもOK。混雑を避け、ゆったり手続きできるのがうれしいですね。お部屋でのんびりしたり、ラウンジでお茶を楽しんだりしたら、次はアクティビティに参加してみてはいかがでしょう?実はこのホテルでは「元気が出るホテル」というコンセプトを掲げており、そのための設備やサービスが充実しているのです。
インフィニティプールから海を見渡す
離島というロケーションを最大限に感じるなら、まずはプールエリアとビーチエリアへ。屋外には「グスクプール」と呼ばれる、沖縄の城(ぐすく)の城壁のように美しい曲線を描いたメインプールと、海に隣接し、海水が常時循環する「ラグーン」があります。
いずれのプールも、海と一体化したようなインフィニティな造りなので、限りなく続く東シナ海の青い海に浸っているような心地よさを味わえます。
昼間はもちろん、夕方の景色も圧巻の一言。時期によってはグスクプールの先に広がる海に日が沈み、サンセットショーの特等席に。この風景を見れば、確実に「元気」になれるはずです。
瀬良垣の海でマリンアクティビティ
屋外プールから直接歩いて行ける瀬良垣の海では、多彩なマリンアクティビティを提供しています。ビーチから直接海へアクセスできるため、手軽にシュノーケルやカヤックを体験できるのが魅力です。
屋内プールとスパでリフレッシュ
快適なインドアプールは、一年中楽しめます。ジャグジーやスチームサウナも完備。水着を着たままで屋外プールとの行き来ができるので、外で遊んで疲れた体をサウナでリフレッシュ、という使い方も可能です。
このほかにも、スパやヨガ、ジムでのエクササイズなど、ウェルネスプログラムが豊富。好みや体調に応じてチョイスして、滞在中に心と体を健やかに整えてはがいかがでしょう?
4種のカテゴリーから選べるスペシャリティレストラン シラカチ
体を整えた後は、お待ちかねのディナータイムの始まりです。今回のお礼品には、琉球語で「瀬良垣」を意味する「シラカチ」の名を冠したスペシャリティレストランでのディナー付き。炉端、鮨、鉄板焼、日本料理の4つのゾーンから構成される和食店で、4種から一つ、お好きなコースを選べます。それぞれの料理には、沖縄県産和牛やあぐー豚、野菜、近海で採れた魚介類などがふんだんに使われ、沖縄ならではの和食に。
店内は三方向が一面ガラス張りになっており、海に沈む夕焼けから星が輝く夜空まで、美しい南の島の夜の風景を、おいしい料理とともに堪能できます。
ビュッフェで朝からステーキを
オーシャンコーナースイートの大きな窓から、たっぷり太陽の光を浴びて目覚めた朝。オールデイダイニング「セラーレ」でブレックファストビュッフェをいただきましょう。
リゾートホテルの朝食ビュッフェは品数が非常に多いことが一般的ですが、こちらはあえて多くせず、一品一品のクオリティを高めることに注力しています。どの料理にも飛び切り新鮮な野菜が使われていることに、驚きを隠せません。さらに朝食では珍しく、本格的なステーキも用意。900℃の高温ブロイラーで焼き上げられたステーキは余分な脂がそぎ落とされ、旨味たっぷりでジューシー。朝からいくらでも食べられそうです。
「『食のハイアット』と呼ばれるほど、当グループは料理に力を入れています。数ある恩納村のリゾートホテルのなかで、弊社は後発組。だからこそ料理も含め、他と違うサービスやおもてなしをすることで差別化を図り、観光の方にも地元の方にも喜んでいただきたい」と話すのは、セールス&マーケティング営業副部長の水越重暁(みずこししげあき)さん。
その思いが伝わったのか、土日祝日限定で開催される「ステーキランチ&デザートブッフェ」には多くの地元客が訪れ、ハイアット自慢の料理に舌鼓を打っています。
食とおもてなしで元気になれるホテル
日本ではシティホテルとして馴染み深いハイアットグループの、国内初となる本格的なリゾートホテル。おいしい料理と多彩なおもてなしが、訪れる人を元気にしてくれるに違いありません。
沖縄支部(沖縄県恩納村担当) / 仲濱 淳(なかはま じゅん)
生まれも育ちも埼玉県。東京でテレビ制作会社、出版・イベント会社へ勤務するかたわら、海ナシ県で育ったせいか海への憧れが異常に強く沖縄病に罹患。沖縄の観光系企業への転職を機に13年前に移住し、Webマガジン、情報誌の編集を経て、フリーランスに。
恩納村は、いつ行っても「これぞ沖縄」な風景が広がり、元気をもらえる場所です。