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鶴亀松竹梅が描かれた福を呼ぶ「白川だるま」

福島県南部に位置する白河市は、奈良時代から平安時代にかけて
関所が置かれていたことから“みちのくの玄関”ともよばれています。
そんな白河に伝わる伝統工芸が「白河だるま」。
縁起担ぎに町を訪ねてみると、地元を愛する職人と逸品グルメに出会いました。

鶴亀松竹梅が描かれた福を呼ぶ「白川だるま」

福島県南部に位置する白河市は、奈良時代から平安時代にかけて関所が置かれていたことから“みちのくの玄関”ともよばれています。
そんな白河に伝わる伝統工芸が「白河だるま」。縁起担ぎに町を訪ねてみると、地元を愛する職人と逸品グルメに出会いました。

白河の守り神が眠る、歌枕の小関

白河の守り神が眠る、歌枕の小関

 東北新幹線やまびこが停車するJR新白河駅。そこから南へ20分ほど車を走らせると到着するのが、白河市を代表する観光名所「白河関跡」です。白河神社の境内にあるこの跡は、かつて陸奥(東北の一部)と下野(現在の栃木県)の国境に置かれた関門として、人や物資の行き来を取り締まる役割を果たしていました。
 「都をば 霞とともに たちしかど 秋風ぞ吹く 白河の関」――こちらは平安時代の歌人・能因法師が詠んだ歌です。各時代の歌人・俳人にとって憧れの地でもあったという白河には、西行や松尾芭蕉ら数々の名人が訪れ、みちのくに到る喜びや郷愁を綴っていきました。白河関跡の周辺には、彼らが残した歌碑や句碑も立っています。

〈上〉国の史跡に指定されている白河関跡の入口。奥に白河神社への参道が続く 〈左下〉社殿は元和元年(1615)に仙台藩主・伊達正宗が寄進したと伝わる 〈右下〉関跡一帯は「白河関の森公園」として整備されていて、松尾芭蕉の俳句が刻まれた銅像が立っている


縁起の良さは日本一!?定信公が残した福だるま

縁起の良さは日本一!?定信公が残した福だるま

 白河の神様にあいさつを済ませ、向かった先は「白河だるま総本舗 渡辺だるま屋」。江戸時代から続く伝統工芸品「白河だるま」を作り続ける老舗です。
 「白河だるまって、今でいう町おこしの“ゆるキャラ”だったんです」そう話すのは、14代目の渡邊高章さん。江戸時代中期、飢饉によって苦しむ人々を目の当たりにした白河藩主の松平定信が、町に幸運をもたらすシンボルとして作らせたのが、白河だるまの起源だそうです。
 他の地域のだるまとは違う最大の特徴は、そのデザイン。眉毛に「鶴」、口髭に「亀」、左右のもみあげには「松」と「梅」、そしてあご髭に「竹」を描くという“幸運全部のせ”の福々しさは、ほかに類を見ません。

〈上〉鶴亀松竹梅だるまのデザインは有名な絵師・谷文晁が行ったと伝わる 〈左下〉父・守栄さんの跡を継ぎ、14代目となった渡邊高章さん。26歳の若さにして町を盛り上げる中心人物の一人 〈中央下〉白河独自の製法で、藁の束にだるまを刺して乾燥させている 〈右下〉巨大な倉庫に併設する工房。だるまの絵付け体験もできる(要予約)

 工房をのぞかせてもらうと、女性たちが真剣な表情で筆を持っています。聞けば、冬に行われる白河だるま市に備えて、色付け、絵付けの真っただ中とのこと。渡辺だるま屋では、型作りから色付け、絵付け、仕上げまでの工程を、一貫して手作業で行っているそう。伝統的な鶴亀松竹梅の絵柄のなかにも、ひとつひとつ違った表情・個性が見られるのは、手書きならでの醍醐味です。
 また、14代目の高章さんは、伝統は守りつつも従来の概念にとらわれないデザインのだるま製品も生み出しています。斬新かつ可愛いだるまは若い世代にも親しまれ、企業からコラボ依頼が殺到するほどの人気ぶり。ご利益にあやかり、おひとつ手に入れてみてはいかがでしょうか?

〈上〉店内には多彩なデザインのだるまが並ぶ。1個200円~ 〈左下〉型を作り乾燥させておいたベースの張り子に、色付け、絵付け、仕上げを施していく 〈右下〉毎年2月11日に開催される白河だるま市。約700軒の露店でだるまなどが販売される


名城を眺めながら、地元グルメに舌鼓

名城を眺めながら、地元グルメに舌鼓

 市内には、白河だるまにちなんだゲン担ぎバーガーがあるらしい。そんな噂を聞きつけ次に訪れたのは「白河小峰城 二ノ丸茶屋」です。
 白河小峰城は寛永9年(1632)に初代白河藩主・丹羽長重が完成させた平山城。二ノ丸茶屋は「城の敷地で気軽にお茶が飲める場所がほしい」という声から生まれました。ところが、平成23年(2011)3月、東日本大震災に遭い小峰城は被災。観光物産協会が運営する二ノ丸茶屋はそんな状況にも負けず、皆一丸となり営業を続けてきたそうです。
 そして、平成30年(2018)4月、城の石垣の復旧工事が終わるのに合わせて二ノ丸茶屋もリニューアルオープン。外の景色や観光PR動画を眺めながらゆっくり食事が楽しめるよう増築され、白河市の新しい憩いのスポットに生まれ変わりました。

〈左上〉2018年は戊辰戦争150周年の節目ということもあり、多くの観光客が訪れている白河小峰城 〈左下〉二ノ丸茶屋の店内はテーブルとカウンター合わせて約30席 〈右〉人気のクリームあんみつ500円。自家製の寒天や季節のフルーツなどが盛りだくさん

 美しい三重櫓や石垣を望む席に着き、さっそく名物「白河だるまバーガー」を注文しました。待つこと数分、運ばれてきたのは可愛らしいだるまの焼印が押された、高さ10㎝ほどのビッグバーガー。揚げたてのカツにのったチーズがとろけ、カレー風味に仕立てたソースのスパイシーな香りに食欲をそそられます。
 また、白河市のブランド食材「白河高原清流豚」のカツをはじめ、白河産米粉100%のバンズ、福島県産のトマトやキャベツなど、使われているのは地元の恵みばかり。肉厚ジューシーなカツともちもちのバンズは絶妙のバランスでした。

 二ノ丸茶屋のほかにも、駅やホテルなど白河市内の至るところで「白河だるま」を発見。定信公が生んだだるまは、白河の元気印としてますます進化しています。
(2018年8月)

〈左〉白河だるまバーガーはこのボリュームで450円  〈右上〉小峰城に残る伝説をモチーフにしたおとめ桜定食600円。白河産コシヒカリのおにぎりに、玉子焼き、サラダ、味噌汁が付く  〈右下〉歴代藩主の家紋をあしらったコースター470円やハンドタオル730円などのみやげも充実

奇跡の出会い!? 白河ブランド豚を使った 角煮×大福

奇跡の出会い!? 白河ブランド豚を使った 角煮×大福

白河を代表するブランド食材で、しっかりとした赤身と甘みが特徴の白河高原清流豚。その生産者であり直売も行なう精肉店「肉の秋元本店」が、ユニークな和菓子を開発しました。それが、白河高原清流豚の角煮をあんこと餅で包んだ「豚福」です。試しにひと口食べてみると、豚の旨味が凝縮された角煮の塩気と、濃厚なあんこの甘みが絶妙にマッチ。だまされたと思ってぜひご賞味あれ。

豚福は1箱6個入り(しらかわ3個、よもぎ3個)で1300円。冷凍で販売され、2~3時間ほど自然解凍していただく

SPOT LIST

白河関跡(しらかわせきあと)

【電】0248-32-2921(白河関の森公園)【住】福島県白河市旗宿白河内【交】JR新白河駅から車で20分【料】【時】【休】見学自由【P】白河関の森公園駐車場利用

白河だるま総本舗 渡辺だるま屋(しらかわだるまそうほんぽ わたなべだるまや)

【電】0248-23-3978(代表)【住】福島県白河市八竜神98【交】JR新白河駅から車で15分【料】見学無料、絵付け体験600円【時】10~17時(受付は~16時)【休】不定休【P】3台

白河小峰城 二ノ丸茶屋(しらかわこみねじょう にのまるちゃや)

【電】0248-24-0275【住】福島県白河市郭内1(城山公園内)【交】JR新白河駅から車で15分【時】9時30分~17時(11~3月は~16時)【休】水曜、年末年始【P】城山公園駐車場利用

肉の秋元本店(にくのあきもとほんてん)

【電】0248-46-2350【住】福島県白河市大信増見字北田82【交】JR新白河駅から車で20分【時】9~19時【休】元旦【P】7台

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