暖流と寒流が混ざり合う能登町沖は、四季ごとの魚の種類がいたって豊富です。春はメバルやノドグロ、夏はキジハタやマダイ、秋はイシダイやサワラ、冬はブリや甘エビなど、青魚から白身魚、貝類、いか・タコ・エビなど50種以上。「遠くに住む家族にも送りたい」と、刺身セットや鮮魚セットを遠方へ送る地元客の注文も多くなったというしたひら鮮魚店。地元からの厚い信頼を集めているのがよくわかります。「地元に住む私たちが当たりまえのように食べているこのおいしい魚介を、全国の方にも味わっていただけたらと思って日々努力しています」と下平さん。
「空気の澄んだ冬には3000m級のダイナミックな立山連峰の雄姿も望める日もある能登町です。機会があればぜひ訪れてほしいですね」。そう語る下平さんのおだやかな笑顔が印象的でした。